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テレワーク推進で需要増のノートPC市場、6社が僅差で大接戦

 全国の家電量販店やECショップでPOSデータを集計する「BCNランキング」によると、5月のノートPCの販売台数前年比は151.2%だった。4月は146.4%と好調だったが、緊急事態宣言下の5月にさらに伸長した。


 メーカー各社の販売台数前年比ではNEC(123.1%)、富士通(183.8%)、レノボ(151.0%)と伸び率に差はあるものの、軒並み好調を維持。上位陣で特に際立ったのがASUS。前年比208.5%を記録した。
 

 販売台数シェアを週次の推移で分析すると、5月に入って各社のシェア差が一気に縮まり、10ポイント内に6社がひしめく大接戦になっている。特に、アップルは4月の下落から一気に回復。3月発売の「MacBook Air」と5月発売の「MacBook Pro」の影響が大きいとみられる。
 

 シリーズ別ランキングでは、NECの「LAVIE Note Standard NS600/NA」が首位をキープ。富士通は定番のAHシリーズのほか、UHシリーズも上位に食い込んだ。急上昇は、アップルの「MacBook Air」とASUSの「VivoBook 15」。テレワーク需要によって売れ筋にも変化が生じているようだ。(BCN・大蔵 大輔)


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。