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新型コロナでウェブの説明会・面接が急増、就活生への調査で明らかに

データ

2020/03/24 21:00

 ジェイックは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による就職活動への影響調査(第3回)を実施した。調査は、特性マッチングサイト「FutureFinder」に登録している2021年卒の就活生140人を対象に、3月15~17日に行われている(第1回調査は2月26~27日、第2回調査は2月27日~3月2日)。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う内定取り消しは、ほぼ見られない模様

 調査対象者に、先輩など実際に知っている範囲で、内定取り消しにあった人を聞いたことがあるかを尋ねたところ、「聞いたことがある」という回答は4.3%に留まった。
 
すでに8割がウェブ会社説明会の利用経験あり、ウェブ面接も導入が進む


 ウェブ会社説明会の利用経験を尋ねた質問では、「利用経験あり」が82.9%、「利用経験はないが予約している」が8.6%で、利用経験・予約を合わせた割合(91.5%)が第2回調査(89.5%)から大きく変わっていないが、「利用経験あり」は20ポイント近く伸びている。

 ウェブ面接では、「利用経験あり」が27.9%、「利用経験はないが予約している」が20.7%と、利用経験・予約を合わせた割合(48.6%)が第2回調査(38.9%)から約10ポイント伸びた。
 
半数近くの人が個別面接のウェブ化には拒否反応

 選考プロセスのウェブ化に関する意向について、会社説明会では「ウェブ化を望む」が57.0%と第2回から6.8ポイント増加したが、個別面接のウェブ化を望む人は23.2%と第2回調査から微増、「面接のウェブ化を望まない」(47.2%)が最も多い。なお、ウェブ面接体験の有無による、ウェブ化意向の差異は見られなかった。
 
6割の就活生が録画動画の視聴型のウェブ会社説明会を希望

 ウェブ会社説明会については、リアルタイムでのライブ配信よりも録画動画の視聴型での開催を望む声が多いという。その理由として、「時間に縛られない」「通信環境のトラブルを避けられる」「まとまっていて短時間で多くの企業を知れる」といった意見が寄せられている。

 一方、ライブ配信型を望む理由は、「リアルタイムで社員とコミュニケーションがとれる」「疑問をその場で尋ねられる」といった意見が聞かれた。