急ブレーキのドラレコ市場、販売台数は前年比3割減

 全国の家電量販店やECショップでPOSデータを集計する「BCNランキング」によると、2月のドライブレコーダー(ドラレコ)の販売台数は前年同月比72.8%。増税以降振るわず、1月は前年並みにまで戻したものの、再び大幅減となった。


 メーカー別では、前月に半年ぶりのトップシェアを獲得したJVCケンウッドが前年比103.1%と好調をキープ。一方、競合のコムテックは68.8%、ユピテルは58.8%と落ち込みが大きい。2月の販売台数シェアを週次でみるとコムテック、JVCケンウッド、ユピテルの順で、ほぼ横ばいで推移した。
 

 シリーズ別の販売台数シェアランキングでは、コムテック「ZDR-015」が前月から1.6ポイント上げて首位を維持。2019年11月発売のJVCケンウッド「DRV-MR745」が2位まで順位を上げてきた。
 
2019年11月発売のJVCケンウッド「DRV-MR745」が2位にランクイン

 くもりガラスをノーマルガラスのように鮮明に記録する「スモーク シースルー機能」があおり運転対策として評価を受けており、定番の人気モデルとして定着していきそうだ。(BCN・大蔵 大輔)


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。