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増税前最後のボーナスを有効活用! テレビ・スマホ・カメラの買い替えポイント

 今年10月1日に施行される予定の消費増税。前回の2014年4月の増税では、直前の駆け込みによって店舗で大混雑や品不足が発生した。その反省を踏まえると、上半期のボーナスが支給される夏のタイミングが出費の大きい家電を買い替える絶好のチャンスだ。

 平成元年に日本で初めて導入された消費税は、30年間で2度の増税が行われた。今回の税率は10%。飲食料品や新聞は例外的に軽減税率が適用されるなど、特殊な側面もある。増税後にはキャッシュレス決済を対象にポイント還元する案も検討されている。
 
消費増税の推移

 全国の家電量販店ECショップのPOSデータを集計する「BCNランキング」によると、デジタル家電116品目の販売金額前年同月比は5か月前の11月から上昇。直前の3月には162.0%をマークした。増税の駆け込みがいかにインパクトがあるかが分かる。
 

テレビは4Kチューナー内蔵・ネット接続モデルが標準に

 昨年12月にスタートした新4K8K衛星放送を視聴するためには、4Kチューナーが必須。それを受け、4Kチューナー内蔵モデルが急増している。標準化しているネット接続機能は使いやすさをチェックしたい。今回は独自機能も魅力の2モデルをピックアップした。

東芝「REGZA X920シリーズ」
 

 4Kチューナー内蔵の有機ELテレビ。好きなときに好きな番組が視聴できる「タイムシフトマシン」や地上波やネット動画からおすすめのコンテンツをレコメンドする「みるコレ」などを搭載する。

LGエレクトロニクス「SM9000Pシリーズ」
 

 LGの2019年モデルは全機種で4Kチューナーを内蔵。最上位ながらお手頃価格の「SM9000P」シリーズは、独自AIで画質と音質を高める新エンジンを搭載。GoogleアシスタントとAmazon Alexaを内蔵する。

カメラが飛躍的に進化したスマホ Felicaの有無も重要ポイント

 マルチレンズやAIによってカメラ性能が大きく飛躍。暗闇でも苦労せずにキレイな写真が撮影できるようになってきた。動画撮影機能に着目した機能開発も進んでおり、スマートフォン(スマホ)ならではの進化が加速している。この春発売したAndroidスマホから2機種を紹介したい。

シャープ「AQUOS R3」
 

 動画撮影時にAIが自動でダイジェストムービーを作成する「AIライブストーリー」機能を搭載。新開発の「Pro IGZO」ディスプレイを採用し、同シリーズの最高画質を実現する。

■Google「Google Pixel 3a」
 

 昨年秋に日本上陸したGoogle純正スマホの廉価版。価格は手頃だが性能はパワフルで、特にカメラの夜景モードで簡単に誰でもキレイな写真が撮れる。Felica対応でキャッシュレス決済が便利。

最新のトレンドはフルサイズミラーレス

 手軽さが売りだったミラーレス一眼カメラは、ここ数年で性能が飛躍的に向上。今では、カメラのメインストリームになりつつある。特にフルサイズセンサーを採用した高級機に注目が集まっている。フルサイズ以上とフルサイズ未満、それぞれでもっとも売れているモデルは以下の2モデル。

ソニー「α7 III」
 

 フルサイズミラーレス一眼市場で4割近くのシェアを獲得する人気モデル。動体に対する高いAF追従性や10コマ/秒の高速連写など、アマチュアでも扱いやすい設計に仕上がっている。

キヤノン「EOS Kiss M」
 

 約2410万画素のAPS-CサイズCMOSセンサーを搭載する高コスパのミラーレス一眼。最新映像エンジンDIGIC 8による繊細な描写が魅力。発売から1年以上経過した現在も、ロングセラーを記録している

 家電量販店ではスマートフォン決済サービスや自社のクレジットカードを活用したお得なキャンペーンを開催している。もし高額の家電を買い替えるなら、利用してみるのもいいだろう。キャンペーンは期間限定なので、チャンスを逃さないように注意してほしい。(BCN・大蔵 大輔)


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。