• ホーム
  • トレンド
  • エンタメ業界から注目集めるeスポーツ、浅井企画が新たに参入

エンタメ業界から注目集めるeスポーツ、浅井企画が新たに参入

 eスポーツがエンタメ業界から注目を集めている。今年1月には芸能人チームによるeスポーツ大会が開催されたほか、3月には吉本興業が参入、同月に松竹芸能や東宝芸能が参加するリーグが設立されるなど、活発な動きが続く。7月12日には、芸能プロダクションの浅井企画がeスポーツに参入した。


 浅井企画が立ち上げたeスポーツ事業の名称は、「浅井企画ゲーム部」。ゲーミング機器を手掛けるとともに、eスポーツ施設を運営する「サードウェーブ」と協力して、eスポーツの魅力を発信する。

 「浅井企画ゲーム部」は、毎週月曜日にYou Tubeの配信チャンネル「Channel ASAIKIKAKU」内の「浅井企画ゲーム部Report」で、活動内容を発信する。また、所属タレントのeスポーツ大会への参加、MCや実況、解説など、eスポーツ関連イベントへの要員派遣、プロゲーマーの育成、マネジメント、大会運営など多岐にわたる。

 サードウェーブは、ゲーミングPCの提供や活動場所としての「LFS池袋」の使用許可、イベントなどでのeスポーツ活性化を支援する。さらに、「浅井企画ゲーム部」は、プロゲーマーチーム「Walker Gaming」と業務協力し、技術的なアドバイスを受ける。浅井企画側からはメディアなどの対応サポートを提供する。

 活動で使用するタイトルは、CAPCOMの「ストリートファイターV アーケードエディション」、コナミデジタルエンタテインメントの「ウイニングイレブン2019」、セガゲームスの「ぷよぷよ」、ソニー・インタラクティブエンタテインメントの「New みんなのGOLF」(取り扱い調整中)、バンダイナムコエンターテインメント「鉄拳7」、Psyonixの「ロケットリーグ」。このほかのタイトルの取り扱いも検討している。
 

 7月12日の発足発表会に登壇したサードウェーブの榎本一郎常務取締役は、「ゲームを使った競技“eスポーツ”は、老若男女を問わず同じ勝負の舞台に立つことができるうえ、フィジカルスポーツと同じように感動を生む」と説明し、「幅広い層に人気な浅井企画のタレントと一緒に、eスポーツを盛り上げられることに感謝している」と述べた。
 
サードウェーブの榎本一郎常務取締役

 浅井企画がeスポーツ事業に乗り出した理由は、ゲームのライトユーザー層や普段はゲームで遊ばない層に、eスポーツの魅力を伝えるためだ。浅井企画は、プレイヤーが世界的な舞台に飛び出す環境は整いつつあるものの、ライトユーザー層が世界最高峰のプレイに触れる機会はまだ少ないと指摘。ファミリー層から人気のタレントがeスポーツシーンに登場することで、モニターを囲んで仲間や家族とゲームを楽しむ機会を生み出していきたいという。