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【2018平昌・冬季五輪編】テレビ×SNSで五輪商戦を盛り上げる!

売るヒント

2018/01/21 17:00

 2月9日に開幕する平昌冬季五輪。開催地の韓国・平昌(ピョンチャン)と日本の時差はなく、NHKや民放各局ではリアルタイムで競技を中継する予定。また、民放5局は、共同で動画配信サイト「gorin.jp」を立ち上げ、一部の種目を除き、ほぼすべての競技をライブ配信する。

 「gorin.jp」自体は2008年の北京五輪から展開していたが、今回は無料ライブ配信を強化する。大会期間中は、毎日、各競技の厳選シーンをまとめたハイライト動画も配信する予定。放送時間は、地上波 150時間/BS 28時間(予定)のテレビ中継よりも、600時間程度となる見込みのインターネットライブ配信のほうが圧倒的に多く、徐々にインターネット配信を重視するようになった放送業界の変化も興味深い。
 

民放テレビ局の公式動画配信サイト「gorin.jp」で公開されている民放主要中継種目

テレビ+スマホでスポーツ観戦の楽しみがアップ!

 家電量販店での五輪商戦といえば、テレビとレコーダー。過去の五輪では、時差があるため、レコーダーやTVチューナーを搭載したテレビパソコンなどの録画機が中心だったが、今年のアピールポイントは「リアルタイム」だ。

 人気SNSの一つ、Twitterは、リアルタイムのテレビ視聴に欠かせない存在になりつつある。日本オリンピック委員会(JOC)の公式Twitterアカウントは、「#競技名」のほか、「#平昌オリンピック」「#がんばれニッポン」など、ハッシュタグをつけて関連情報を発信中。Twitter実況やライブ配信の視聴などを目的に、スマートフォンの買い替え需要のほうが高まるかもしれない。
 

主な冬季五輪関連のハッシュタグ(一部)

 もちろん、タイムシフト視聴のニーズも根強いだろう。レコーダーに関しては、各メーカーとも、早送り再生や飛ばし見といった再生機能はもちろん、録画予約の迅速化やジャンル・キーワードを指定した自動番組予約の強化に力を入れている。リアルタイムでも録画でも、地上波のテレビでもネット放送でも楽しめる。冬季・夏季あわせると2年に一度の一大スポーツイベント。そのたびにAV機器を取り巻く環境は大きく変化している。(BCN・嵯峨野 芙美)

■大会概要
大会名:第23回オリンピック冬季競技大会(2018/平昌)
開催地:韓国・平昌
期間:2018年2月9日~2月25日(17日間)
実施競技・種目:7競技102種目