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湿気とダニ対策に三菱のふとんケア セット提案で売上アップ

売るヒント

2016/06/24 18:00

 日常生活を送る上で、ふとんのケアはなかなか難しい。ふとんの上げ下ろしは面倒で、天日干しができない高層マンションも増えている。梅雨の時期はますます億劫になるが、そんな時に活躍するのがふとん乾燥機だ。最近では、ダニ対策のアイテムとしても注目が集まっており、掃除機とセットで売上アップを狙いたい。

ふとん乾燥機「AD-X80-T」とコードレススティッククリーナー「iNSTICK HC-VXF30P」

温風でふとんを包み込む

 各社が新製品を出すなかで、三菱電機の「AD-X80-T」は、特に乾燥性能に定評がある。その秘密は、新搭載の「ヒートパンチマット」にある。

 ヒートパンチマットは、敷きふとんの上に置くだけの従来のマット式から進化し、敷きふとんを包み込んで乾燥できるようになった。その上に掛けふとんを乗せる ことで約60℃の温風をふとんの隅々までムラなく行き届かせることが可能。ふとんの中綿までしっかり乾かすことができる。

 乾燥後に気を付けたいのは、ダニの死がいやフンを掃除機できちんと除去すること。その際は、コードのついたキャニスター型を引っ張り出すよりも、コードレススティック型の方が使いやすい。
 

 お勧めなのは、ふとん乾燥機との併用を想定した同じく三菱電機の「iNSTICK」だ。吸引力の強さやデザイン性の高さなどから、普段はメイン掃除機として使える。

 5月に発売した新モデル「HCVXF30P」には、ふとん掃除向けの専用アタッチメントが付属する。この「アレルパンチふとんクリーンアタッチメント」を取り付 ければ、ふとんクリーナーに早変わりするので便利だ。「アタッチメント」は、底面のブラシ部分に「アレルパンチ植毛」を搭載し、ダニの死がいなどのアレル物質を抑制する。

 ふとんケアは、ハンディタイプのふとんクリーナーの登場で人気が出て、売場を賑わせている。顧客には、温風で乾燥するふとん乾燥機を組み合わせることで、さらに万全な対策が施せることを説明したい。湿気とダニの気になる季節のふとんケアに、「AD-X80-T」と「iNSTICK」のセット提案が響くだろう。(BCN・廣瀬 秀平)
 
 
※購読無料の専門紙『BCN Retail Review』2016年7月号から転載