最高音質を追求、TADLのスタンドマウント型スピーカーシステム「TAD-CR1TX」

新製品

2020/03/08 08:00

 テクニカルオーディオデバイセズラボラトリーズ(TADL)は3月5日、最高の音質を目指したハイエンドオーディオ「Referenceシリーズ」から、スタンドマウント型スピーカーシステム「TAD-CR1TX」を6月上旬に発売する。税別の販売価格は280万円。

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 TAD-CR1TXは、昨年6月に発表した最高峰のフロア型スピーカーシステム「TAD-R1TX」の思想と技術を踏襲。TAD-R1TXと同様に、高級家具メーカー「天童木工」と共同制作したエンクロージャーを使用することでスピーカーの制振効果と強度を高め、音質向上を図った。

 また、同軸スピーカー「CSTドライバー」の採用によって、コンパクトサイズならではの点音源再生を実現している。さらに、航空機などで使用されている軽量高剛性な発泡アクリルイミドをアラミドファイバー織布で挟み込む構成で、反応が速くカラーレーションのない素直で豊かな再生を可能にする「TLCC振動板」をウーファーに採用し、強靭さと高い剛性を実現した。

 トゥイータードームとミッドレンジコーンには、「ベリリウム振動板」を採用。同社独自の蒸着法で加工することで、優れた材料強度や均一性を可能にし、高域共振の減衰特性を実現している。

 また、音の波形を常に正しく再生するため、ウーファーの磁気回路に独自のショートボイスコイルタイプ「OFGMS回路」を採用し、20mm厚のロングギャップ間の磁束密度を均一化。これによって、幅広い振幅時の動作が安定し、高い駆動リニアリティを実現した。