ソニー初の4Kチューナー内蔵テレビが6月発売 映像と音の一体感を演出

新製品

2019/04/23 17:00

 ソニーは4月23日、新4K衛星放送を楽しむために必要な4Kチューナー内蔵のテレビ4機種を6月から順次発売すると発表した。6月8日に有機ELテレビ「KJ-55A9G」と「KJ-65A9G」、液晶テレビ「X9500G」「X8550G」「X8500G」の各シリーズを、6月15日に「KJ-77A9G」を発売する。

ソニー初の4Kチューナー内蔵有機ELテレビ「KJ-65A9G」

 上位モデルの「A9G」シリーズと「X9500G」シリーズには、次世代高画質プロセッサー「X1 Ultimate」を搭載。従来のプロセッサーよりもノイズ除去性能が向上したほか、オブジェクトごとに最適な解像処理を施す「オブジェクト型超解像」、細部まで高コントラスト化して映像の立体感を増す「HDリマスター」機能も備える。
 
次世代高画質プロセッサー「X1 Ultimate」

 A9Gシリーズは、映像と音が一体になった視聴体験を実現した。新開発のアクチュエーターとサブウーファーは、高音質を維持しながら出力を従来機種の約1.5倍に強化。1台減らしてテレビ本体を半分の厚さにした。また、構造を見直したことで、音の明瞭感と広がりが増した。

 一方、画面を振動させることができない液晶テレビの場合は、本体上部に2台のサウンドポジショニング トゥイーター、下部に2台のフルレンジスピーカーを搭載した「Acoustic Multi-Audio」で、クリアな音と被写体から音が出ているかのような臨場感を演出する。
 
4Kチューナー内蔵液晶テレビ「KJ-49X9500G」

 使い勝手も向上している。入力切替は視聴を邪魔しないよう、画面下部に表示。入力1や入力2に並び、VODアプリも表示されるようにした。リモコンには向きを気にせず使える新「無線リモコン」を採用。4Kチューナーを2機備えているため、裏番組の録画が可能だ。
 
使い勝手に配慮した入力切替の操作
 
4Kチューナー内蔵液晶テレビ「KJ-49X8500G」

 各製品の市場想定価格は、有機ELテレビの「KJ-77A9G」が100万円前後、「KJ-65A9G」が55万円前後、「KJ-55A9G」が35万円前後、液晶テレビは「KJ-85X9500G」が70万円前後、「KJ-75X9500G」が55万円前後、「KJ-65X9500G」が33万円前後、「KJ-55X9500G」が23万円前後、「KJ-49X9500G」18万円前後、「KJ-75X8550G」が45万円前後、「KJ-65X8550G」が28万円前後、「KJ-55X8550G」が20万円前後、「KJ-49X8500G」が16万円前後、「KJ-43X8500G」が14万5000円前後の見込み。