MAMORIOとJR東日本、IoTを活用した忘れ物の自動通知サービス本運用を開始

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2019/02/20 16:00

 MAMORIOと東日本旅客鉄道(JR東日本)は共同で、JR線の利用者を対象にした「お忘れ物自動通知サービス」の本運用を2月6日から開始した。

全51駅に導入

 「お忘れ物自動通知サービス」は、MAMORIOが販売する紛失防止タグ「MAMORIO」を付けたバッグや財布といった所持品がJR線内の51駅の忘れ物センターに届けられると、専用アンテナ「MAMORIO Spot」が「MAMORIO」の電波を受信して、所持品の所在地を「MAMORIOアプリ」をインストールしたスマートフォンに自動的に通知する。
 

 MAMORIOとJR東日本は、2018年から東京駅、上野駅、大宮駅、千葉駅に「MAMORIO Spot」を設置し、主に運用面の確認を目的とした試験運用を行ってきた。試験運用の結果を踏まえ、一定の効果が見込まれたことから、本運用では対応箇所を全51駅に拡大する。

 設置駅は、東京、上野、松戸、取手、川崎、鶴見、東神奈川、横浜、桜木町、磯子、大船、平塚、小田原、熱海、逗子、久里浜、三鷹、立川、豊田、八王子、高尾、甲府、府中本町、大宮、浦和、古河、小山、小金井、宇都宮、黒磯、熊谷、高崎、新前橋、土浦、水戸、錦糸町、西船橋、津田沼、千葉、佐倉、成田、成田空港、仙台、盛岡、新青森、秋田、山形、新庄、長岡、新潟、長野。

 なお、通常、JR線の駅構内や列車内での忘れ物は拾得後に忘れ物センターなどに集約し、その後最寄りの警察署へ引き渡される。
 
超コンパクトな紛失防止タグ「MAMORIO」

 「MAMORIO」は、Bluetooth Low Energyを活用したコンパクトなタグで、所持品に付けておくと、置き忘れた場所と時間を専用アプリへ通知する。また、「クラウドトラッキング機能」によって、全国の「MAMORIO」ユーザーと協力して忘れ物を探せるので、発見確率の向上が期待できる。税別価格は3980円。