ダークモード搭載の新macOS「Mojave」、名称はモハベ砂漠が由来

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2018/09/27 18:00

 米Appleは9月24日、iOSでおなじみの「ニュース」「株価」などの新アプリが使えるようになるなど、新機能を追加したMac向けOSの最新版「macOS Mojave(モハベ)」の無料アップデート提供を開始した。

「macOS Mojave」をインストールしたiMac

 新機能の一つとして、デスクトップを目に優しいダークカラーの配色に変化させる「ダークモード」を搭載。照度を落とした部屋や飛行機の中など、暗いところで仕事をする際に役立つ。

 「ダークモード」は「メール」「メッセージ」「マップ」「カレンダー」など、Macにプリインストール済みのすべてアプリに組み込まれており、「システム環境設定」から有効にする。なお、サードパーティ製アプリへの組み込みにも対応している。
「ダークモード」適用時の画面イメージ

 時間帯によってデスクトップの背景画像を変化させる機能「ダイナミックデスクトップ」、ファイルタイプに基づいて、ファイルを自動的にグループにまとめ、散らかったデスクトップをすばやく整頓する「スタック」も新たに搭載。スタックは、日付やタグなど、別のファイル属性に基づいてまとめるよう、カスタマイズすることもできる。
 
まったく新しいMacエクスペリエンス「ダイナミックデスクトップ」によって、
由来となった米国カリフォルニア州の「モハベ砂漠」の起伏ある砂丘をフューチャーした壁紙は、
夜明けから朝、昼間、夕暮れ時と夜の時間帯によって光の当たり方が変化していく

 このほか、Finderやメールの使い勝手、Webブラウザ「Safari」の安全性を強化。また、「ニュース」「株価」「ボイスメモ」、ホームキット対応アクセサリをコントロールできる「ホーム」といったiOSアプリがMacでも使えるようになった。「メモ」や「メール」などの対応アプリで「iPhoneから挿入」を選ぶと、手持ちのiPhoneを使って撮影・スキャンして取り込める機能も備える。

 Mojaveの提供にあわせ、あわせてMac向けコンテンツ配信ストア「Mac App Store」のデザインを一新し、目的に合ったアプリケーションをこれまで以上に探しやすくした。

 OS無料アップデートの対象機種は、「mid-2012」以降発売のMac、推奨されたMetal対応グラフィックスカード搭載の2010/2012年モデルのMac Pro。