カッティングマシン「ScanNCut DX」、刃の出量とカット圧を自動調整

新製品

2018/09/14 14:00

 ブラザー販売は、紙や布を思い通りの形にカットできるカッティングマシン「ScanNCut(スキャンカット)」シリーズの新製品「ScanNCut DX」として、自動ブレード調整機能と無線LANを搭載した「SDX1200」と「SDX1000」の2機種を10月中旬に発売する。価格はどちらもオープン。

「SDX1200」(左)と「SDX1000」

 「ScanNCut DX」は、カットする素材の厚みを検知し、刃の出量とカット圧を自動で調整する機能を搭載。従来機種では手作業での細かい調整が必要だった刃の出量などを、自動ブレード調整機能が素材の厚みを自動で検知し、刃の出量とカット圧を自動調整するため、正確なカットを簡単に実行できる。

 最大3mmまでの素材をカット可能なので、最大1.5mmまでの素材にしか対応していなかった従来機種よりも、作品作りの幅が広がった。

 本体には5インチのタッチパネル液晶モニタを備えており、PC向けソフト「キャンバスワークスペース」でダウンロード・作成した模様データを、ワイヤレスで転送できる。

 新しい別売アクセサリとして、ロール状の素材のカットが可能で、ロール状の剥離紙がついたカット用シートをそのままセットして長尺のデザインや、大量の模様を一度にカットできる「ロールフィーダー」を用意する。

 税別の実勢価格は、内蔵模様数1303、内蔵フォント数17の上位機種「SDX1200」が7万9800円前後、内蔵模様数682、内蔵フォント数9の「SDX1000」が5万9800円前後の見込み。