Amazon Alexaに翻訳機能が追加、日本語を44か国の言語に翻訳

 Amazon.co.jpは、クラウドベースの音声サービス「Alexa」の新機能として、ミュージックアラーム機能と翻訳機能を追加した。翻訳機能は、スマートスピーカー「Amazon Echo」シリーズなどのAlexa搭載デバイスに加え、Alexaアプリをインストールしたスマートフォンやタブレット端末でも利用できる。

 ミュージックアラーム機能は、「目覚ましソング」として、音声操作で、アーティスト名や曲名、プレイリスト、ジャンル、年代などで指定した音楽をアラームに設定できる機能。Alexa搭載デバイスに向かって、「アレクサ、毎朝6時に音楽で起こして」「アレクサ、朝8時に90年代の曲でアラームをセットして」「アレクサ、毎朝7時にリラックスできる曲で起こして」などと呼びかけると利用できる。
 
Alexa搭載スマートスピーカー「Amazon Echo」シリーズ

 「目覚ましソング」の対象は、Amazon デジタルミュージックストアで購入した楽曲や聴き放題サービス「Amazon Music Unlimited」「Prime Music」、音楽ストリーミングサービス「うたパス」で配信している楽曲。

スマホ向けAlexaアプリに音声機能が追加

 一方、翻訳機能は、「アレクサ、英語で『流れ星』は何?」などと問いかけると、日本語の単語やフレーズを44か国語の言語に翻訳する機能。このうち18か国語は、音声による回答に加え、Alexaアプリなどでもテキストとして翻訳結果を確認できる。また、26か国語は、翻訳されたテキストのみをAlexaアプリなどで確認できる。
 
発話例

 今回、Alexaアプリに音声機能が加わり、iOS 9.0以降、Android 5.0以降を搭載したスマートフォン・タブレットは、Alexaアプリをインストールすると、外出先で外国語の単語や挨拶文を調べるなど、翻訳デバイスとして使用できるようになった。なお、翻訳機能は、Amazon Fire Tabletは非対応。