セルスター、前後同時撮影が可能なドライブレコーダー、あおり運転対策に有効

新製品

2018/06/26 16:00

 セルスター工業は、タッチパネルに対応し、2台のカメラで前方・後方を同時に撮影できるセパレート・ツインカメラのドライブレコーダー「CSD-790FHG」を発売した。価格はオープンで、税別の参考価格は3万9000円前後。

CSD-790FHG本体(前面・背面)と別体カメラ

 前方撮影用の本体カメラに加え、リアガラスや後方の両サイドのガラスに取り付け可能な別体カメラが付属し、2台のカメラによって前方+後方、前方+右側面、前方+左側面など、任意の組み合わせで同時撮影ができる。

 録画画質にこだわり、本体カメラにはソニー製の「Exmor R」CMOSセンサを搭載。従来のナイトビジョンに比べ、光量の少ない、夜間やトンネル内でもノイズの少ない鮮明な映像を記録できる。

 駐車中の路上荒らしやいたずらを監視・記録する「パーキングモード」は、常時録画、衝撃があった際に録画するイベントに加え、新たにカメラが動作を検知した場合に録画する「モーション」に対応。また、別売の常時電源コードを使用すれば、エンジンオフで最大12時間の録画に対応する。

 このほか、6種76基の衛星からの電波を受信することで測位精度を向上した。高速道路上の逆走が発生しやすいエリアや事故多発エリア、最高速度が時速30kmに制限される「ゾーン30」など、ドライブ中の危険なエリアを警告音と画面表示で事前に通知する「GPSお知らせ機能」も備える。

 特許出願中の「micro SDカードメンテナンスフリー」として、録画した映像を保存するmicroSDXC/microSDHC/microSDカードに、ファイルが断片化せずエラーが発生しにく独自のファイルシステムを適用しているので、従来のようにメモリカードを定期的にフォーマットする必要はない。

 製品開発、設計、生産、品質管理は、すべて自社工場の「三重工場」で行っており、修理まで自社で対応するアフターサービス体制を構築。安心の国内製に加え、3年保証が付属する。本体カメラのサイズは幅92.0×高さ51.0×奥行き23.5mmで、重さは95g。別体カメラは、サイズが幅35.0×高さ35.0×奥行き18.0mmで、重さは20g。