LINE、MVNO事業に参入、LINE使い放題の「LINEモバイル」を月額500円から

新製品

2016/09/05 14:18

 無料通話ができるメッセージアプリ「LINE」を提供するLINEは9月5日、MVNO事業に参入し、新サービス「LINEモバイル」の提供を10月1日に開始すると発表した。


LINEモバイル」は税別月額500円から

 「LINEモバイル」は、NTTドコモの回線を利用したMNNOサービス。すべてのプランで「LINE」の通話・トークは、データ通信量に含まれず、使い放題となる。なお、9月5日14時から、LINEのウェブサイトで、2万契約限定で先行販売する。
 

「LINEモバイル」の開始にあたり、新会社LINEモバイルを設立した


 発表会に登壇したLINE取締役の舛田淳CSMO(最高戦略・マーケティング責任者)は「スマートフォンは生活になくてはならないものになった。LINEを入り口として一日をサポートしていきたい」と狙いを語った。新たに設立した100%子会社のLINEモバイルについては「どんどん変化していってほしい」と語った。
 

舛田淳CSMO

 LINEモバイルの嘉戸彩乃代表取締役社長は「スマホの核はコミュニケーション。利用シーンに合わせたフリープランを用意することで、ユーザーとモバイルの付き合い方を変えていきたい」と意気込んだ。「現在はネット販売のみだが、状況に合わせリアルの店舗にも進出していきたい」という。
 

嘉戸彩乃代表取締役社長

 税別の月額料金は、「LINE」が使い放題の「LINEフリープラン」が月間1GB・500円から。自社の「LINE」に加え、Facebook、Twitterの主要な機能に関する主要な機能に関するデータ通信も使い放題となる「コミュニケーションフリープラン」が月間3GB・1100円から。それぞれSMS/音声通話の有無やデータ容量など、ユーザーの利用状況に合わせて多彩なプランを用意する。初月は無料で、余ったデータ容量は翌月末まで繰り越しできる。
 

 さらに、付加サービスとして、フィルタリングサービスの無償提供や、「LINEモバイル」ユーザーの間で余ったデータ容量を送りあうことができるデータプレゼント、公式アカウントを利用したカスタマーサポートなどを提供する。

 端末とSIMカードのセットも販売し、対応端末は、1万円台のエントリーモデルから、最新の防水モデルまで幅広く、全8機種19モデルを揃える。今後は、音楽などもデータ通信量に加算しないフリーに含む予定。