デノン、aptX Low Latency搭載で音声と映像のズレを最小化したワイヤレスヘッドホン

ニュース

2015/03/26 12:01

 ディーアンドエムホールディングスは、デノンブランドから、ワイヤレス・ノイズキャンセリングヘッドホン「AH-GC20」を4月下旬に発売する。価格はオープンで、税別実勢価格は3万3000円前後の見込み。

Bluetooth接続のワイヤレス・ノイズキャンセリングヘッドホン「AH-GC20」

 ハウジングの内側と外側に配置した二つのマイクでノイズをモニターするデュアル・アクティブ・ノイズキャンセリング方式を採用。フィードバックとフィードフォワードの二つの方式を組み合わせ、耳元と周囲、両方の騒音から生成した逆位相の信号によって、ノイズを高精度に打ち消し、混み合う電車や街の喧騒のなかでもクリアな音楽が聞ける。

 コーデックはSBCのほか、より高音質なAAC、aptXに対応する。さらに、最新のBluetoothコーデック「aptX Low Latency」をヘッドホンとして世界で初めて搭載し、動画やゲームなどのコンテンツの視聴時に気になる音声と映像のズレを最小化する。SCMS-T方式のコンテンツ保護にも対応。ワンセグ放送の音声も再生できる。

 ハンズフリー通話に対応し、音楽を聴いているときに電話がかかってきてもボタンひとつで通話ができる。エコーやバックグラウンドノイズを低減し、通話品質を高めるcVc(Clear Voice Capture)テクノロジーとデュアルマイクによってクリアな音声通話を実現した。また、二つのスマートフォンや音楽プレーヤーとの同時接続が可能。ペアリング情報は、8台まで記憶できる。

 充電式のリチウムイオンバッテリを備え、ノイズキャンセリングとBluetoothを同時に使う場合でも約20時間の連続再生に対応する。Bluetooth機能を使用できない航空機内やバッテリが切れたときには、付属のオーディオケーブルで使用することが可能。ケーブルには、伝送特性に優れた高純度な無酸素銅(OFC)を採用。航空機用変換アダプタと6.3mmプラグアダプタも付属する。

2軸の折り畳み機構を搭載。付属のセミハード・キャリングケースにコンパクトに収納できる

 ヘッドバンドの内側には通気性に優れたドライフィットクロスを、イヤーパッドには、従来の約2倍の耐久性を兼ね備えた新開発の人工皮革を採用した。持ち運びや収納に便利な2軸の折り畳み機構を搭載。付属のセミハード・キャリングケースにコンパクトに収納できる。