キヤノン、エプソンなど6社、インクカートリッジ回収活動でUNEPに寄付

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2010/03/23 17:44

 ブラザー工業、キヤノン、デル、セイコーエプソン、日本ヒューレット・パッカード(日本HP)、レックスマークインターナショナルの6社は、家庭用プリンタの使用済みインクカートリッジの共同回収活動「インクカートリッジ里帰りプロジェクト」の一環として、国連環境計画(UNEP)への寄付を4月1日に開始する。

UNEPへの寄付活動をPRする回収箱

 「インクカートリッジ里帰りプロジェクト」は、6社が日本郵政グループと協力して家庭用プリンタの使用済みインクカートリッジを回収する活動で、2008年4月から実施している。今回、新たな施策として、地球温暖化や気候変動、生物多様性の危機、資源の効率化など、さまざまな地球環境問題に取り組むUNEPへの寄付を決定した。

 具体的には、全国の主要郵便局3639局と一部自治体で回収したインクカートリッジ1個につき3円を、6か月ごとにUNEPに寄付する。初回の集計期間は2009年10月-3月。

 6社はUNEPの活動を側面から支援することで、「インクカートリッジ里帰りプロジェクト」の社会的意義を高めるとともに、より積極的に地球環境保全に取り組んでいくとしている。