PCカメラ、コロナ禍で需要急拡大

アナリストPOSデータ分析

2020/10/11 12:30

 ネット会議などで使用するUSB接続のPCカメラは昨年の販売数量を大きく上回って推移している。2020年9月には706.7%の販売数量伸び率(前年同月比)を記録したことが、家電量販店・ネットショップの実売データを集計する「BCNランキング」から明らかになった。これは新型コロナウイルス感染症の流行に伴う在宅勤務やオンライン授業の広がりが、需要が拡大したためだ。


 19年10月から20年1月の販売数量伸び率は前年を下回って推移したが、2月に157.2%とプラスに転じ、さらに3月は336.2%まで伸びた(図1)。4月に237.1%と伸び率が下がったのは、特需によって一時的に品薄となった可能性が考えられ、5月には498.8%と勢いを取り戻している。6月・7月の伸び率はやや落ち着きをみせたが、8月には再び盛り返して610.1%を記録、9月は706.7%に達した。

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。



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  • ・PCカメラ(USB接続) 販売数量前年同月比(月次)
  • ・PCカメラ(USB接続) メーカー別販売数量シェア(月次)
  • ・PCカメラ(USB接続) 機種別ランキング(月次)

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