レコーダー市場の平均単価が上昇している。この要因は、シェアでNo1のパナソニックの単価上昇に加え、高単価なソニーのシェアの伸びが挙げられる。また、メーカーシェアはパナソニックとシャープ、ソニーによる三つ巴の様相を呈していることが、家電量販店・ネットショップの実売データを集計する「BCNランキング」で明らかとなった。


 レコーダー市場全体の平均単価をみていくと、2020年年初は4万円台中盤で推移していたが、5月に入ると上昇に転じ、6月以降は5万円に届くか届かないかの水準で推移している(図1)。市場全体の単価は、台数シェアで4割を占めるパナソニックの単価に引っ張られていることが明白だ。更に東芝やシャープの単価も上昇しており、市場全体の単価上昇に拍車をかけている。特に影響が大きいパナソニックは5月から7月にかけて、地上デジタルチューナーを3基搭載している製品の台数比率増加や搭載HDD容量が緩やかに大容量化を背景に、単価上昇したことがデータから明らかとなった。

 そこで同一期間のメーカー別販売台数シェアを算出したところ、平均単価の動きと連動していることが分かった。
 

 1月から4月まで4割を占め首位を維持していたパナソニックだが、5月からの単価上昇をきっかけに3割台まで低下、8月に入ると3割を維持するのも困難な状況になっている(図2)。代わりにソニーがシェアを上げており、6月にはシャープを捉え、2位争いを展開していた。8月2週にはパナソニックを抜き、僅差の首位になったが、翌8月3週はシャープとパナソニックが同率の首位になるなど、この3社による首位争いは激しさを増している。

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。



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  • ・レコーダー メーカー別販売台数シェア推移
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