2024.4.22 07:30
売れてる分析23年度のAndroidスマホ市場を総括、新機軸製品は変革を起こすのか
2023年度のスマートフォン(以下、スマホと表記)全体の販売台数は、前年度比98.9%と前年を下回った。しかし、Androidスマホ市場は108.4%と前年度を上回っていた。原動力となったのはGoogleだ。家電量販店・ネットショップの実売データを集計する「BCNランキング」で市場の動向を振り返る。
○23年度のAndroidスマホ市場

23年度の前年同月比を算出したところ、前年を下回ったのは23年4月と24年1月の2回だけだった。23年5月は113.6%と前月の97.2%から一転してプラスを記録。Googleが5月11日に「Pixel 7a」を発売したことが好転の要因の一つとして挙げられる。
5月以降も市場はプラスで推移。12月には136.1%と大きく躍進した。要因は、総務省による廉価販売に対する規制強化のため。電気通信事業法施工規制を一部改正するというニュースが取り上げられ、駆け込み需要が発生した。
24年1月は反動減により前年同月比が85.6%まで大きく落ち込んだ。しかし、キャリアは規制をかいくぐる価格設定をして需要を下支え。2月には102.7%と再びプラスに転じ、翌3月には109.1%まで持ち直した。
○新機軸製品の登場

Galaxy S24/S24 Ultra
24年のAndroidスマホ市場において、新機軸の製品が出始めた。まず、4月にSAMSUNGが発表した「Galaxy S24」シリーズ。独自のAI(人工知能)である「Galaxy AI」を搭載したAIスマホで、かこって検索やリアルタイム通訳などの機能を目玉としている。
また、折りたたみ型スマホはこれまで10万円を超える高価格帯の製品だったが、ZTEは「ZTE Libero Flip」を6万3000円という価格で発売。折りたたみ型スマホの中でのシェアは首位となっている。
こうしたAIスマホや折りたたみ型スマホなどのラインアップ増加に伴い、消費者の選択肢は拡大し始めている。今後、新機軸製品が一定の需要を喚起するとともに、市場に変革を起こすのか注目だ。
(BCN総研・筧 采斗)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。
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○23年度のAndroidスマホ市場

23年度の前年同月比を算出したところ、前年を下回ったのは23年4月と24年1月の2回だけだった。23年5月は113.6%と前月の97.2%から一転してプラスを記録。Googleが5月11日に「Pixel 7a」を発売したことが好転の要因の一つとして挙げられる。
5月以降も市場はプラスで推移。12月には136.1%と大きく躍進した。要因は、総務省による廉価販売に対する規制強化のため。電気通信事業法施工規制を一部改正するというニュースが取り上げられ、駆け込み需要が発生した。
24年1月は反動減により前年同月比が85.6%まで大きく落ち込んだ。しかし、キャリアは規制をかいくぐる価格設定をして需要を下支え。2月には102.7%と再びプラスに転じ、翌3月には109.1%まで持ち直した。
○新機軸製品の登場

24年のAndroidスマホ市場において、新機軸の製品が出始めた。まず、4月にSAMSUNGが発表した「Galaxy S24」シリーズ。独自のAI(人工知能)である「Galaxy AI」を搭載したAIスマホで、かこって検索やリアルタイム通訳などの機能を目玉としている。
また、折りたたみ型スマホはこれまで10万円を超える高価格帯の製品だったが、ZTEは「ZTE Libero Flip」を6万3000円という価格で発売。折りたたみ型スマホの中でのシェアは首位となっている。
こうしたAIスマホや折りたたみ型スマホなどのラインアップ増加に伴い、消費者の選択肢は拡大し始めている。今後、新機軸製品が一定の需要を喚起するとともに、市場に変革を起こすのか注目だ。
(BCN総研・筧 采斗)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。
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