2016.8.18 10:54
売れてる分析セルラーモデルが勢いを増すタブレット端末市場、シェア争いは激化
タブレット端末市場は成長期から成熟期へと移行し、市場は沈静化しつつある。特に「Wi-Fiモデル」の販売減と「セルラーモデル」販売増が目立ちはじめた。その「セルラーモデル」でのメーカーシェアでは、これまで過半数を占めて圧倒的な強さを発揮してきたアップルの勢いが鈍化。代わって、Huawei Technologies(以下、Huawei)などが躍進したことで、アップルを含めた上位5社のシェア争いが激化している。
2014年12月以降、約2年半にわたりタブレット端末市場の販売台数は、前年を下回る状態で推移している。そこで3年前の13年7月の販売台数を「100.0」として市場全体の台数指数を算出し、その変化を追ってみた。消費増税前の駆け込み需要となった14年3月の指数は「238.9」を記録。これをピークに市場は沈静化へと向かい、16年7月は「100.2」と3年前とほぼ同一水準にまで後退した(図1)。これを3GやLTE回線に対応する「セルラーモデル」と回線を持たない「Wi-Fiモデル」に切り分け、それぞれの指数を算出してみると対照的な動きをしてることが分かった。
まず、「Wi-Fiモデル」では、市場全体の数値と似通った動きを示しており、14年3月の「244.9」を記録した後は勢いが鈍り、16年7月には「75.1」と3年前の4分の3の規模にまで縮小している。一方、「セルラーモデル」は右肩上がりで推移しており、15年12月には「288.2」と3倍近い規模にまで拡大、16年7月も「233.6」と基点となる13年7月の2倍以上の水準を維持している。
「セルラーモデル」だけに絞り込み、販売増の要因を探ってみたところ、メーカー別台数シェアで変化があらわれていた。アップルはシェアを落としつつも15年の春先まで首位独走状態にあったが、HuaweiやASUS、レノボ・ジャパン、京セラが力をつけ、同年末からは5社によるシェア争いが激化している(図2)。特にHuaweiの動きは顕著だ。躍進の要因を探ると、15年12月はdocomo回線に対応した「dtab」とY!mobile回線に対応した「MediaPad M」、16年7月はSIMフリー端末の「MediaPad T」が貢献。売れ筋モデルによって、首位に立つ傾向が現れている。
「セルラーモデル」は今後のタブレット端末市場の動向を左右するカギとなる。現状、市場全体の1割強に過ぎないSIMフリー端末だが、製品のラインアップが増えることで、沈静化しつつあるタブレット端末市場が再び動き出すきっかけとなるだろう。

2014年12月以降、約2年半にわたりタブレット端末市場の販売台数は、前年を下回る状態で推移している。そこで3年前の13年7月の販売台数を「100.0」として市場全体の台数指数を算出し、その変化を追ってみた。消費増税前の駆け込み需要となった14年3月の指数は「238.9」を記録。これをピークに市場は沈静化へと向かい、16年7月は「100.2」と3年前とほぼ同一水準にまで後退した(図1)。これを3GやLTE回線に対応する「セルラーモデル」と回線を持たない「Wi-Fiモデル」に切り分け、それぞれの指数を算出してみると対照的な動きをしてることが分かった。
まず、「Wi-Fiモデル」では、市場全体の数値と似通った動きを示しており、14年3月の「244.9」を記録した後は勢いが鈍り、16年7月には「75.1」と3年前の4分の3の規模にまで縮小している。一方、「セルラーモデル」は右肩上がりで推移しており、15年12月には「288.2」と3倍近い規模にまで拡大、16年7月も「233.6」と基点となる13年7月の2倍以上の水準を維持している。

「セルラーモデル」だけに絞り込み、販売増の要因を探ってみたところ、メーカー別台数シェアで変化があらわれていた。アップルはシェアを落としつつも15年の春先まで首位独走状態にあったが、HuaweiやASUS、レノボ・ジャパン、京セラが力をつけ、同年末からは5社によるシェア争いが激化している(図2)。特にHuaweiの動きは顕著だ。躍進の要因を探ると、15年12月はdocomo回線に対応した「dtab」とY!mobile回線に対応した「MediaPad M」、16年7月はSIMフリー端末の「MediaPad T」が貢献。売れ筋モデルによって、首位に立つ傾向が現れている。
「セルラーモデル」は今後のタブレット端末市場の動向を左右するカギとなる。現状、市場全体の1割強に過ぎないSIMフリー端末だが、製品のラインアップが増えることで、沈静化しつつあるタブレット端末市場が再び動き出すきっかけとなるだろう。
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