2023.1.27 12:00
売れてる分析行動制限解除がモバイルバッテリの販売回復を後押し
家電量販店・ネットショップの実売データを集計する「BCNランキング」を使い、2020年1月以降のモバイルバッテリ市場動向を調べた。22年下半期から販売数は回復。この3年間で大容量化はあまり進んでいないことが明らかとなった。

モバイルバッテリ市場における2020年1月の販売数量を「100.0」として、指数を算出した。新型コロナウイルスによる人流の抑制が始まった20年2月以降、指数は落ち込み始め、緊急事態宣言が発令されると急減速。同年4月は29.8、翌5月も30.5と市場規模は3分の1まで縮小した。しかし、7月に「Go Toトラベル」の開始と共に若干押し戻す。その後21年9月までは50-80の水準を行き来する状態が続いた。翌10月に海外からの入国者の隔離が緩和されると、呼応するようにモバイルバッテリの指数も右肩上がりで回復。同年12月には瞬間風速的に基点を上回る102.7を記録した。政府が経済を回す施策に舵を切ったこともあり、モバイルバッテリの販売も戻った。22年7月以降から指数は常に100を超え、22年12月は3年で最も高い水準となる133.4に達した。

このように指数が推移する中で、モバイルバッテリの大容量化はあまり進んでいない。21年から22年で、5000mAh未満、5000-10000mAh未満、10000-15000mAh未満、15000mAh以上の4つに分けて構成比を算出した。5000-10000mAh未満がボリュームゾーンであることに変わりないが、10000-15000mAh未満は3割台前半から後半まで緩やかに構成比が増加している。5000-10000mAh未満と10000-15000mAh未満の平均単価差は1000円にも満たないが、後者の比率はなかなか増えないのが実状だ。
海外からの旅行者も徐々に戻ってきており、今後人の流れが回復することは想像に難くない。そうした動きと連動して、モバイルバッテリ市場も活気づくと考えられる。
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。

モバイルバッテリ市場における2020年1月の販売数量を「100.0」として、指数を算出した。新型コロナウイルスによる人流の抑制が始まった20年2月以降、指数は落ち込み始め、緊急事態宣言が発令されると急減速。同年4月は29.8、翌5月も30.5と市場規模は3分の1まで縮小した。しかし、7月に「Go Toトラベル」の開始と共に若干押し戻す。その後21年9月までは50-80の水準を行き来する状態が続いた。翌10月に海外からの入国者の隔離が緩和されると、呼応するようにモバイルバッテリの指数も右肩上がりで回復。同年12月には瞬間風速的に基点を上回る102.7を記録した。政府が経済を回す施策に舵を切ったこともあり、モバイルバッテリの販売も戻った。22年7月以降から指数は常に100を超え、22年12月は3年で最も高い水準となる133.4に達した。

このように指数が推移する中で、モバイルバッテリの大容量化はあまり進んでいない。21年から22年で、5000mAh未満、5000-10000mAh未満、10000-15000mAh未満、15000mAh以上の4つに分けて構成比を算出した。5000-10000mAh未満がボリュームゾーンであることに変わりないが、10000-15000mAh未満は3割台前半から後半まで緩やかに構成比が増加している。5000-10000mAh未満と10000-15000mAh未満の平均単価差は1000円にも満たないが、後者の比率はなかなか増えないのが実状だ。
海外からの旅行者も徐々に戻ってきており、今後人の流れが回復することは想像に難くない。そうした動きと連動して、モバイルバッテリ市場も活気づくと考えられる。
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。
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