「移動時間は自分の世界に浸りたい」ならオススメ 冬の通勤でBOSEの最上位ノイキャンヘッドホンを2カ月使ってみた!
音をパーソナライズ 臨場感高める新機能でコンテンツ試聴もOK
ヘッドホンは耳の中の圧迫感がなく、臨場感があるのが強み。その点、本モデルは、しっかりした低音が響き、音場の広さが感じられる。好みがあるなら専用アプリでイコライザを設定すれば良いので、どのジャンルを聞くかで調整してみるのも良いだろう。
注目は独自の「CustomTuneテクノロジー」と新搭載の「イマーシブオーディオ」。「CustomTuneテクノロジー」は装着時に鳴る効果音で耳の中の反響を検出し、聞こえる音をパーソナライズするというもの。話を聞くだけでもハイテク感が漂うが、正直、この機能の有無を設定できない以上、効果は検証しづらい。
「イマーシブオーディオ」は、立体音響を想像してもらうとわかりやすいが、音楽であれば目の前から聞こえてくる感覚を味わえる。これさえあれば、どこでも臨場感あるサウンドを楽しめる。映画などのコンテンツ視聴にもピッタリだ。ちなみに、Android端末使用時は、音の遅延もなく、場面と効果音のズレも感じなかった。
適度な側圧でズレにくく 高い遮音性を発揮
AIノイズキャンセリングで、クリアな通話が可能だ
肝心のノイズキャンセリング機能はどうだろうか。筆者は郊外から職場のある都内まで通う。その中では路線バスと電車を使用するが、路線バスの雑音はほとんど聞こえなくなる。一方で電車は一歩及ばずといったところで、線路をまたぐ「ガタンゴトン」という音は少し聞こえる場面がある。ただ、おおむね許容範囲で、不快な重低音を中心にカットしてくれている印象。ヘッドホンとしては優れた遮音性で、聞いている音楽を邪魔される心配はない。少なくとも1~3万円クラスのノイキャン搭載ワイヤレスイヤホンよりも、断然レベルは上だろう。
そして、この遮音性を適度な側圧で実現しているのがBOSEのこだわりポイント。ヘッドバンド部分と、イヤーパッドは合成のレザーだが、蒸れは比較的起きにくく、数時間程度であれば、気にせず使えるだろう。
ただ、不思議なのは、車内のアナウンスだけはしっかり聞こえること。一応外音取り込みのアウェアモードが設けられているが、そうでなくてもだ。このおかげで寝過ごすこともないのだが、どういった仕組みなのかは気になるところだ。
音声ガイダンスがうるさいのでPCで使うのはおすすめしない
スマホでの使用は快適そのものだったがPCではどうだろうか。試してみると、専用アプリはWindowsに対応していないようだし、取り外す頻度が多いため、取り付けるたびに装着音が鳴るのが気になる。そのまま無線接続で、ゲームを遊んでみると、音自体は良いが、遅延がひどく実用には程遠い。
USB-C接続と3.5mmジャックに対応しているので、有線で使ってみると、遅延はなくなった。しかし、今度は無線接続がされていないからか、ふとした時に「機器が見つかりません」の音声ガイダンスが流れる。PCでの使用は向かないだろう。
「移動時間は自分の世界に没入したい」ならオススメ
以上、QuietComfort Ultra Headphonesの第2世代モデルのインプレッションを行った。スマホなどでの使用を想定し、移動時間の快適性に特化したモデルとなっていた。細かい操作が必要なく、装着すればすぐに使える気軽さも魅力だ。とはいえ、定価は5万9400円とすぐに手が出せるような値段ではない。特別価格になる時期が度々あるようなので、安い時期を狙って、購入してみるのが良いだろう。気になる人は、家電量販店などで一度試聴してみてほしい(BCN・寺澤 克)。
注目の記事
- 耳を測定し最適な音楽体験を 移動時間が快適になるBOSEのノイキャンヘッドホン フラッグシップモデルが進化
- 小さくて丈夫 しかもパワフル アウトドアにもってこい BOSEのポータブルスピーカー「SoundLink Micro」に第2世代登場
- 先入観は禁物!「JBL Soundgear Clips」を使って分かった「カフ型オープンイヤー」の現在地
- 高コスパのワイヤレスイヤホン、選ぶならどっち?「OPPO Enco Buds3 Pro」と「HUAWEI FreeBuds SE 4 ANC」を試した【道越一郎のカットエッジ】
- 声や音が聞こえにくくなったと感じている人に朗報! NTTソノリティが新開発のオープンイヤー型集音器で聞こえにくさを解消





