ハイセンスが大容量のドラム式洗濯乾燥機を発売! 日本基準で開発し、洗濯容量12kgではトップクラスのコンパクトサイズでヒートポンプ乾燥を搭載
ハイセンスジャパンは、このほどドラム式洗濯乾燥機の新製品HWF-D120XL-Wを発売した。新製品は日本の消費者ニーズをリサーチして、そのニーズに合致した機能を搭載しているという。同社では今年からエアコン、冷蔵庫、洗濯機と生活に密着したカテゴリの新製品を続々と市場投入しており、今回の新製品は同社が日本で発売する初のドラム式洗濯乾燥機だ。
ハイセンスのドラム式洗濯乾燥機
HWF-D120XL-W
しかし、グローバルでのハイセンスはエアコンや冷蔵庫、洗濯機などの生活家電も展開している総合家電メーカーなのだ。洗濯機に関しては全世界に7カ所の開発拠点と2カ所の生産工場があり、24年の総生産台数は800万台以上という。
ハイセンスの2024年の洗濯機生産台数は800万台超
同社がこれまで発売してきた洗濯機は、乾燥機能のない縦型の全自動洗濯機のみの展開だった。洗濯機市場ではドラム式洗濯乾燥機が伸長しており、今回発売したHWF-D120XL-W(以下、D120XL)は、市場の動きに合わせたものといえるだろう。
ハイセンスジャパン(以下、ハイセンス)が日本の洗濯機市場に参入したのは、16年。洗濯容量5kg前後の小容量モデルが中心で、徐々に容量を拡大してラインアップを拡充してきた。このラインアップ拡大戦略が功を奏し、国内での出荷台数・金額は22年を基点とすると、24年は130%超に伸長している。
ドラム式洗濯乾燥機の購入者に対する24年のアンケート調査では、購入時の重視ポイントに挙げられた上位2点が洗剤・柔軟剤の自動投入と本体寸法・置き場所への設置性だった。
これも含めて直近3年間の重視ポイントをみると、上記の本体寸法・置き場所への設置性に加えて乾燥容量、乾燥フィルターの清掃性、乾燥方式の重視度が高くなっていることが分かった。
ドラム式洗濯乾燥機の購入者は
乾燥機能を重視するようになった
この購入者が重視するポイントを押さえたうえで、新製品ではターゲット層を設置スペースが限られている若年単身世帯と子育て世帯に据えた。また、サブターゲットとして中高年の買い替え層も視野に入れ、コンパクトで大容量かつプラスアルファの便利機能を搭載したドラム式洗濯乾燥機として開発されたのが、D120XLである。
ハイセンスのHWF-D120XL-Wは
薄型コンパクト設計
D120XLの乾燥にはヒートポンプ式を採用し、乾燥容量は6kg。ヒートポンプ式はヒーター式よりも省エネで、温風の温度が約65度と低いため布傷みを抑え、シワになりにくいというメリットがある。標準コースの運転目安時間は洗濯~乾燥で約124分だ。
液体洗剤と柔軟剤は2つのタンクによる自動投入機能を採用し、毎回自動で適切な量を投入。液体洗剤のタンク容量は700mLで柔軟剤は600mLである。
ドラム式洗濯乾燥機購入時の
重視ポイントである洗剤自動投入機能を採用
洗浄方式はコースに合わせて、たたき洗いとゆらゆら洗い、遠心洗いの3種類がある。たたき洗いはドラム式ならではの洗浄方式。ドラムが回転することによって衣類が持ち上げられて下に落ち、落下した際の衝撃や摩擦で汚れを落とす。
ゆらゆら洗いは文字どおり、洗濯槽をゆらゆらと揺らすような動きの洗浄方式だ。実際は単に揺れているだけでなく、槽内に配置されたリフターとの効果で衣類を動かす。同社によれば「非常にゆっくりとした動きで、強くない叩き洗いのイメージ」。遠心洗いは槽洗浄に用いられ、通常の洗濯では使用しない。
洗濯槽をゆらゆらと揺らしながらリフターの効果で衣類を動かす
また、これらの洗浄方式と合わせて、温水を使用した温水洗浄機能を搭載。水温は20~60度までの4段階から選ぶことができ、冷たい水では落としきれない皮脂汚れや黄ばみなど、衣類や汚れの種類に合った温度で汚れを落とす。
4段階の温度の温水洗浄で衣類や汚れの種類に適した洗濯ができる
HWF-D120XL-W
ハイセンスの洗濯機はグローバルで生産台数が800万台超
2025年1~9月におけるテレビの国内販売台数シェアで、ハイセンスジャパンはTVS REGZAとシャープに次ぐ3位。テレビでは年々その存在感が増しており、25年9月には国内で最大の画面サイズとなる116V型の液晶テレビも発表した。しかし、グローバルでのハイセンスはエアコンや冷蔵庫、洗濯機などの生活家電も展開している総合家電メーカーなのだ。洗濯機に関しては全世界に7カ所の開発拠点と2カ所の生産工場があり、24年の総生産台数は800万台以上という。
同社がこれまで発売してきた洗濯機は、乾燥機能のない縦型の全自動洗濯機のみの展開だった。洗濯機市場ではドラム式洗濯乾燥機が伸長しており、今回発売したHWF-D120XL-W(以下、D120XL)は、市場の動きに合わせたものといえるだろう。
ハイセンスジャパン(以下、ハイセンス)が日本の洗濯機市場に参入したのは、16年。洗濯容量5kg前後の小容量モデルが中心で、徐々に容量を拡大してラインアップを拡充してきた。このラインアップ拡大戦略が功を奏し、国内での出荷台数・金額は22年を基点とすると、24年は130%超に伸長している。
ドラム式洗濯乾燥機の購入者に対する24年のアンケート調査では、購入時の重視ポイントに挙げられた上位2点が洗剤・柔軟剤の自動投入と本体寸法・置き場所への設置性だった。
これも含めて直近3年間の重視ポイントをみると、上記の本体寸法・置き場所への設置性に加えて乾燥容量、乾燥フィルターの清掃性、乾燥方式の重視度が高くなっていることが分かった。
乾燥機能を重視するようになった
この購入者が重視するポイントを押さえたうえで、新製品ではターゲット層を設置スペースが限られている若年単身世帯と子育て世帯に据えた。また、サブターゲットとして中高年の買い替え層も視野に入れ、コンパクトで大容量かつプラスアルファの便利機能を搭載したドラム式洗濯乾燥機として開発されたのが、D120XLである。
洗剤・柔軟剤の自動投入機能や温水洗浄に対応
D120XLの特長をいくつか紹介しよう。まずは、本体寸法と設置性だが、本体のサイズは幅598mm×奥行630mm×高さ1007mmで、洗濯容量は12kg。洗濯容量が同じクラスの製品の中ではトップクラスのコンパクトさという。
薄型コンパクト設計
D120XLの乾燥にはヒートポンプ式を採用し、乾燥容量は6kg。ヒートポンプ式はヒーター式よりも省エネで、温風の温度が約65度と低いため布傷みを抑え、シワになりにくいというメリットがある。標準コースの運転目安時間は洗濯~乾燥で約124分だ。
液体洗剤と柔軟剤は2つのタンクによる自動投入機能を採用し、毎回自動で適切な量を投入。液体洗剤のタンク容量は700mLで柔軟剤は600mLである。
重視ポイントである洗剤自動投入機能を採用
洗浄方式はコースに合わせて、たたき洗いとゆらゆら洗い、遠心洗いの3種類がある。たたき洗いはドラム式ならではの洗浄方式。ドラムが回転することによって衣類が持ち上げられて下に落ち、落下した際の衝撃や摩擦で汚れを落とす。
ゆらゆら洗いは文字どおり、洗濯槽をゆらゆらと揺らすような動きの洗浄方式だ。実際は単に揺れているだけでなく、槽内に配置されたリフターとの効果で衣類を動かす。同社によれば「非常にゆっくりとした動きで、強くない叩き洗いのイメージ」。遠心洗いは槽洗浄に用いられ、通常の洗濯では使用しない。
また、これらの洗浄方式と合わせて、温水を使用した温水洗浄機能を搭載。水温は20~60度までの4段階から選ぶことができ、冷たい水では落としきれない皮脂汚れや黄ばみなど、衣類や汚れの種類に合った温度で汚れを落とす。





