ビックカメラは10月26日、ビックカメラ有楽町店1階のピロティで視覚障がい者のためのナビゲーションデバイス「あしらせ2」の「ユーザー&開発者トークセッション」を開催した。あしらせ2は、靴に装着して振動でナビゲーションする世界初のデバイス。価格は5万4000円で、11月1日からビックカメラのコンタクトレンズ取り扱い21店舗で販売する。有楽町店では10月21日から販売している。
足の甲や外側、踵の3カ所が進むべき方向に合わせて振動しながらナビゲートするので直感的にわかりやすい。また、曲がり角に近づくと振動が短くなるなど、振動の長さの違いで知らせてくれる。スマホを都度取り出したり、ルート確認で音声に集中したりすることがなくなる。
ナビゲーションには、ホンダの自動運転の技術が使われている。独自のアルゴリズムで、GNSS測位情報と足のセンサから得るユーザーの動作データをもとに、歩きやすいルートを提案する。
ビックカメラの松浦竜生執行役員営業部長は「すでにたくさんのお客様から、こんな便利な商品があったんだ、試せてよかったといううれしい声をいただいている。このようなすばらしい商品の取り扱いを増やしていきたい」と販売への意欲を示した。
Ashiraseの千野歩代表取締役CEOは「視覚障がい者の歩行をサポートすることから開発が始まったが、最近ではスマホの地図が読めない方など一般のユーザーにも便利なデバイスであることもわかってきた」と、幅広いユーザーに訴求していく。
また、「視覚障がい者は目的地の近くまで行けるけど、入口にたどりつくまでそこから5分かかったりする。あしらせ2を使うと、それがほぼなくなった」と、実使用で便利なデバイスであることをアピールした。
ほかにも、海外旅行でスマホの地図を見ながら歩いていると、スマホの盗難が狙われるが、あしらせ2ならスマホの盗難リスクが避けられるなど、いろいろな便利な使い方を紹介していた。(BCN・細田 立圭志)
ホンダ発のスターアップが開発
あしらせ2は、ホンダ発のスタートアップであるAshiraseが開発したデバイス。靴に装着するデバイスと専用のアプリ(iPhone)を使って、聴覚や視覚による地図情報に頼らず、足元への直感的な振動を通じて目的地まで案内する。視覚障がい者の歩行をサポートするデバイスだが、スマホで地図の「ながら見」をしないで済む点から、健常者にも便利なデバイスだ。足の甲や外側、踵の3カ所が進むべき方向に合わせて振動しながらナビゲートするので直感的にわかりやすい。また、曲がり角に近づくと振動が短くなるなど、振動の長さの違いで知らせてくれる。スマホを都度取り出したり、ルート確認で音声に集中したりすることがなくなる。
ナビゲーションには、ホンダの自動運転の技術が使われている。独自のアルゴリズムで、GNSS測位情報と足のセンサから得るユーザーの動作データをもとに、歩きやすいルートを提案する。
ビックカメラの松浦竜生執行役員営業部長は「すでにたくさんのお客様から、こんな便利な商品があったんだ、試せてよかったといううれしい声をいただいている。このようなすばらしい商品の取り扱いを増やしていきたい」と販売への意欲を示した。
Ashiraseの千野歩代表取締役CEOは「視覚障がい者の歩行をサポートすることから開発が始まったが、最近ではスマホの地図が読めない方など一般のユーザーにも便利なデバイスであることもわかってきた」と、幅広いユーザーに訴求していく。
ブラインドサッカー元日本代表の落合啓士さんが参加
トークショーには、ブラインドサッカー元日本代表の落合啓士さんも参加。「視覚障がい者は白杖(はくじょう)を持つが、雨の日は傘とスマホと白杖を持たなければならない。あしらせ2ならスマホを持つ必要がなく雨の日も快適に歩ける」と、あしらせ2の使い勝手の良さについて語った。また、「視覚障がい者は目的地の近くまで行けるけど、入口にたどりつくまでそこから5分かかったりする。あしらせ2を使うと、それがほぼなくなった」と、実使用で便利なデバイスであることをアピールした。
ほかにも、海外旅行でスマホの地図を見ながら歩いていると、スマホの盗難が狙われるが、あしらせ2ならスマホの盗難リスクが避けられるなど、いろいろな便利な使い方を紹介していた。(BCN・細田 立圭志)