「押し歩き時」もアシスト! パナソニックの幼児2人同乗用「電動アシスト自転車」

新製品

2024/04/16 08:00

 パナソニック サイクルテックは、国内で初めて押し歩き機能搭載の幼児2人同乗用電動アシスト自転車「ギュット・アニーズ・DX・押し歩き」を6月上旬から順次発売する。

「ギュット・アニーズ・DX・押し歩き」

歩道橋や駐輪場のスロープもラクラク

 一般的に幼児2人同乗用電動アシスト自転車は、モーターのアシストにより子どもを乗せて快適に走行ができるが、商店街や公園、歩道橋など、自転車に乗車できないシーンでは自転車を押して歩く必要がある。その際の押し歩く重さは、自転車(約32kg)と子ども2人+荷物(合わせて30kgまで)、付属で装着する前用チャイルドシート(約3.4kg)の最大約66kgになるケースがある。

 パナソニック サイクルテックが実施した子乗せ自転車利用者への直近のアンケートでは、79.5%の人が押し歩く際に大変だった経験があると回答。また、90%以上の人が子乗せ自転車に押し歩き機能がついていれば、子どもの送り迎えが楽になると思うと回答していた。そこで今回、男女兼用で使いやすいデザインの幼児2人同乗用電動アシスト自転車「ギュット・アニーズ・DX」に押し歩き機能を新たに搭載して発売する。
 
子乗せ自転車利用者へのアンケート

 新製品「ギュット・アニーズ・DX・押し歩き」は、押し歩き機能によって子どもを乗せたままの状態で押し歩く際にかかる負荷を軽減することで、子どもとのより快適な移動をサポートする。子育て中のママに同製品に子どもを乗せた状態で体感してもらった結果、「坂道を上がるときにすごく楽だった」、「子どもの重さも感じなくて良かった」という声が寄せられた。
 
押し歩きモードの使い方

 押し歩きモードは3ステップで簡単に操作できる。電源が入っている状態で、サドルの押し歩き用レバーを上にあげてサドルを引き上げ、手元スイッチの押し歩きボタンを押し続けると、モーターがアシストしてくれる。押し歩きモード使用後は、サドルの押し歩き用レバーを上にあげてサドルを押し下げた状態に戻す。

 押し歩きボタンは指が届きやすい場所に配置しており、ハンドルを握ったままでも押しやすい設計となっている。押し歩きモードは、押し歩く速度や、上り坂・荷物の有無などの条件をセンサーで検知し、押し歩きのアシスト力を調整する。さらに、押し歩きモード使用中にアシスト切替ボタンを押すと、2段階で押し歩きアシスト速度の調整も可能。
 
押し歩きボタン

 サドルの状態を検知するサドル傾斜センサーを内蔵し、サドルが引き上げ状態の時のみ、押し歩き機能が作動する。押し歩き時は乗車できない機構にすることで不安全な使用を防止する。サドルを引き上げ・押し下げする際、子どもが誤ってサドル部に指を挟まないようにするため、サドル可動部を樹脂カバーで覆っている。また、上り坂での押し歩き中に押し歩きボタンから指が離れても、ずり下がり抑制機能が起動し、約10秒間、自転車が勢いよくずり下がることを抑制する。
 
ずり下がり抑制機能

 価格は18万3000円。
ギャラリーページ