シャープは8月24日に、独自の低騒音化技術によって運転時の不快な耳障りな音（ピーク音）を抑えたコードレススティック掃除機「RACTIVE Air POWER（ラクティブ エア パワー）」の新機種として「EC-SR9」と「EC-PR9」の2機種、および「RACTIVE Air（ラクティブ エア）」新機種「EC-AR9」の計3機種を発売する。カラーは、「EC-SR9」と「EC-AR9」がホワイト、ブラックの2色。価格はいずれもオープン。

独自の低騒音技術でピーク音を抑制

　「RACTIVE Air POWER」のうち「EC-SR9」は、モーター音や排気音、駆動音を抑える「ノイズリダクション設計」を進化させることで、本体の遮音・防振性能を向上し、さらなる低騒音化を実現した。モーターを覆う遮音カバーと防振材によってモーター音を低減するとともに、ファンネル（円錐）形状の遮音カバーで排気を集約し、格子状の出口で整流することで排気音も低減する「ファンネルサイレンサー」において、新たにモーターカバーの外周へ遮音性のよい防振材を配置し、防振材の硬度も見直すことによって、従来機種「EC-SR7」と比較して実感音を約37％低減している。

　あわせて、「RACTIVE Air POWER」の「EC-PR9」、および「RACTIVE Air」の「EC-AR9」も、モーター音を抑える「遮音防振構造」や、駆動音を抑える「ダンピングコントロール」を新たに搭載し、従来機種「EC-HR7/AR8」と比較して「EC-PR9」では約13％、「EC-AR9」では約14％低減した。

　「EC-SR9」は、これまで最上位モデルのみに採用されていた軽量高出力モーターが搭載され、「RACTIVE Air」史上最強パワーを実現しており、「RACTIVE Air POWER」のラインアップ拡充によって掃除のスタイルに合わせて機種を選びやすくしている。

　いずれの機種も従来機種に引き続き、吸込口の端までブラシが届く構造で、壁際などのほこりをかき取りながら吸い取る「端までブラシ」を搭載し、床掃除から吸込口が入らない狭い場所などのすき間掃除への切り替えや、棚や階段などの掃除に便利なハンディ掃除への切り替えを、屈むことなくスムーズに実施可能な「新スグトル構造」を搭載する。