BCN ITジュニア賞 2023表彰式、3年ぶりのリアル開催で5チーム19名を表彰

イベント

2023/01/25 18:30

 ITジュニア育成交流協会は1月20日「BCN ITジュニア賞 2023」表彰式を、千葉県浦安市のグランドニッコー東京ベイ舞浜で開催した。2006年に創設した表彰式は今回で18回目。前回まではBCN AWARD 表彰式との併催だったが、今回から単独開催に切り替えた。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、昨年、一昨年とオンライン開催を余儀なくされたものの、3年ぶりのリアル開催を実現。会場には受賞者を始め指導教員や協賛企業などの関係者およそ100名が集まった。

グランドニッコー東京ベイ舞浜におよそ100名が集まって表彰式を開催

 ITに取り組む若者が競う5つのコンテストで優秀な成績を修めたエンジニアの卵に贈る「ITジュニア賞 2023」では5チーム、4個人を表彰。また、16歳以下を対象に全国で開催されている「U-15/U-16プログラミングコンテスト」の優勝者を表彰する「BCN ITジュニアU-16賞 2023」では15名を表彰した。式典では、BCNの代表取締役社長でITジュニア育成交流協会の奥田芳恵 副理事長が挨拶。「世界を変える、世界をあっと驚かせる技術が、皆さんの中から出てくることを期待している。自分の中に秘めた可能性を広げ、様々な分野で活躍されることを願いたい」と若者を激励した。
式典で挨拶する、BCNの代表取締役社長でITジュニア育成交流協会の奥田芳恵 副理事長

 懇親会で挨拶した、BCNの代表取締役会長でITジュニア育成交流協会の奥田喜久男 理事長は「協会では、47都道府県でのU-16プロコン開催を目指している。昨年は13都道県で開催できた。残りあと34府県。これからもさらに広げていく。こうした活動を通じ、プログラミングで世界一の大谷翔平を生み出したい」と話した。
懇親会で挨拶する、BCNの代表取締役会長でITジュニア育成交流協会の奥田喜久男 理事長

 ITジュニア賞を受賞したのは、チームでは、チーム「埼玉県立越谷総合技術高等学校」、国立函館工業高等専門学校の「HEXELLENT! 制作チーム」、国立東京工業高等専門学校の「お遍路さん-未来につなぐ、お遍路文化- 制作チーム」、大阪公立大学工業高等専門学校のチーム「10倍高速なプログラムを開発します」、サンテクノカレッジのチーム「SUNGCC」の5チーム。また個人では、長崎県立長崎工業高等学校の坂本寛弥さん、国立東京工業高等専門学校の米丸賜喜さん、日本工学院専門学校の竹渕高樹さん、国立苫小牧工業高等専門学校の町田射空さんがそれぞれ受賞した。
受賞者全員で記念撮影

 BCN ITジュニアU-16賞 2023を受賞したのは、釧路市立鳥取中学校の河澄葵さん、一関市立一関中学校の千葉泉さん、八王子市立小宮小学校の渋谷祐成さん、八王子学園八王子中学校の下野彰太さん、上越市立春日中学校の野崎琉弥さん、山梨市立笛川小学校の青柳篤司さん、山梨県立甲府南高等学校の今村太河さん、長野市立吉田小学校の宮尾昊樹さん、長野県屋代高等学校附属中学校の宮澤希成さん、玉城町立玉城中学校の吉髙僚眞さん、上富田町立上富田中学校の尾崎美央さん、国立宇部工業高等専門学校の山本健一朗さん、国立宇部工業高等専門学校の安東建滋さん、徳島市立福島小学校の藤井壮真さん、松山市立鴨川中学校の北山蓮さんの15名。(BCN・道越一郎)