「iPhone 14」シリーズ、9月16日から順次発売 「Plus」復活

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2022/09/08 19:00

 米Appleは日本時間9月8日、Apple Eventを開催し、iOS 16を搭載した「iPhone 14」シリーズを発表した。日本での発売日は「iPhone 14 Plus」が10月7日、その他の機種は9月16日。

iPhone 14シリーズとして、iPhone 14/14 Plus/iPhone 14 Pro/14 Pro Maxが登場

 2018年は全機種「Face ID」に対応、19年は製品名に「Pro」を冠する上位機種にトリプルカメラを搭載した。20年は、iPhone 12シリーズの全てに次世代通信規格「5G」のSub-6、ミリ波(米国のみ)対応と5.4インチの小型モデル「mini」を追加し、モデルチェンジのたびに毎年大きな変化があったが、21年はノッチの縮小など、デザイン面の変更にとどまっていた。

 今年は、iPhone 14(6.1インチ)、iPhone 14 Plus(6.7インチ)、iPhone 14 Pro(6.1インチ)、iPhone 14 Pro Max(6.7インチ)をラインアップ。5.4インチサイズは新モデルを投入せず、前年発売のiPhone 13 miniを継続して販売する。
 
カメラ性能がさらに向上したiPhone 14 Pro/14 Pro Max

 iPhone 14 Pro/14 Pro Maxは、新しいデザインの通知UI「Dynamic Island」と、常時表示ディスプレイ「Super Retina XDRディスプレイ」、スマートフォン史上最速のチップであるA16 Bionicを搭載し、光学6倍ズーム・48MPメインカメラなど、プロ向けカメラシステムを導入する。iPhone 13と比較してバッテリ駆動時間(ビデオ再生時)も向上した。
 
ハードウェアとソフトウェアを融合させた新しいデザインの「Dynamic Island」イメージ

 iPhone 14/14 Plusは、A15 BionicとSuper Retina XDRディスプレイを搭載し、iPhone 14 PlusはiPhone史上最長のバッテリ駆動時間(ビデオ再生16時間)を実現した。容量はiPhone 14/14 Plusが128GB/256GB/512GB、iPhone 14 Pro/14 Pro Maxが128GB/256GB/512GB/1TB。カラーはiPhone 14/14 Plusがスターライト、ミッドナイト、ブルー、パープル、(PRODUCT)REDの5色、iPhone 14 Pro/14 Pro Maxがディープパープル、シルバー、ゴールド、スペースブラックの4色。

 SIMは、nanoSIMカードとeSIMのデュアルSIM、デュアルeSIMに対応。米国モデルではeSIMのみとし、SIMトレイを廃止した。Apple オンラインショップでのキャリアフリー版の販売価格はiPhone 14が11万9800円から、iPhone 14 Plusは13万4800円から、iPhone 14 Proが14万9800円から、iPhone 14 Pro Maxが16万4800円から。
 
iPhone 14 Pro/14 Pro Max、iPhone 14の比較

 iPhone 14シリーズを国内で取り扱う通信事業者(キャリア)はSoftbank、au、NTTドコモ、楽天モバイルで、キャリアごとに販売価格は異なる。なお、iOS 16は、9月13日に無料のソフトウェアアップデートとして提供を開始する。
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