ダイソーでお茶活しよう|少量パックなら毎日違う味を楽しめる

レビュー

2022/07/26 19:00

 日本人なら馴染みのあるお茶。食事の際など毎日飲んでいる人も多いだろう。いつも飲んでいるお茶もいいけれど、たまにはあまり飲んだことのないお茶にチャレンジしてみるのもまた新たな発見があっていい。今回は、ダイソーの食品売り場にあるティーバッグタイプのお茶を4種類紹介する。

お茶活とは

 お茶活とは、お茶のある暮らしを楽しみながら、おいしく健康な毎日を送る活動のこと。食事にお茶は欠かせないという人も多いだろう。普段何気なく飲んでいるお茶だが、種類はさまざまある。

 お茶にはそれぞれ期待できる効果もある。ペットボトルのお茶も便利でおいしいけど、多くの商品が値上がりする今、生活防衛からお茶を入れたマイボトルを持って、仕事や学校に行く人も増えている。マイボトルに自分の好きなお茶を入れて、これから暑くなる夏の水分補給に役立てたい。

パッケージがおしゃれなダイソーのノンカフェインのお茶4種類

 今回購入したお茶は、ダイソーの商品でティーバッグ状のお茶4種だ。一袋に5包入っている。まず、パッケージの見た目がかわいくておしゃれで思わず手が伸びた。

 三角形のティーバッグは、お湯を注ぐとお茶がジャンピングしやすいのでお茶のうまみや香りを引き出しやすい。はと麦、ごぼう、どくだみ、コーンのお茶は、すべてノンカフェインなので、カフェインを気にする必要がないのもうれしい。

 疲れた夜にほっと一息つきたいとき、ノンカフェインなら安心しておいしいお茶が飲める。今回試飲したお茶4種は、どれもコップにお湯を注いでから2分間、浸出した。
 
パッケージがかわいくて全部揃えたくなる(筆者撮影)

香ばしくてほんのり甘味がある|はと麦茶

 最初に紹介するのは、はと麦茶。そもそも、はと麦茶と麦茶は同じ物なのか別物なのか気になるところ。はと麦茶と麦茶は、同じ麦茶という名だが原料が違う。はと麦茶は、名前の通りはと麦を原料にしている。

 対する麦茶は大麦が原料であり、よく使われているのは六条大麦という種類。どちらもイネ科の植物である。

 はと麦は、漢方薬の「ヨクイニン」の原料になっている。肌の調子を整え、いぼなどに効果があり昔から親しまれてきた漢方の一つだ。はと麦にはその他、食物繊維も豊富でむくみ防止に役立ったり、鉄分も多く含まれたりしているので鉄分補給にもいいだろう。

 女性にうれしい効果がたくさんあるはと麦茶は、想像よりも色が薄め。香りは、ナッツのような甘味のある香ばしさがある。

 実際に飲んでみると、いわゆる麦茶とは違う味だった。麦茶とコーン茶を組み合わせたような、ほんのり甘めの味で、これは飲みやすくて毎日飲めそうに思った。
 
はと麦はむぎ茶に比べると色は若干薄目(筆者撮影)

痩せ効果を期待して!?ごぼう茶

 ごぼう茶といえば、一時期ダイエットに効くと話題になっていた。筆者は、いままでごぼう茶を飲んだことはない。

 しかし、興味はあったので110円で試せるならうれしい。たくさん買ってやっぱり味が苦手だったとなるともったいないが、5包なら飲み切るのにちょうどいい量だ。

 ごぼう茶がダイエットに効くと言われているのは、ごぼうに含まれるサポニンとイヌリンの効果。サポニンは、脂肪やコレステロールを分解し、吸収を抑える効果があるという。

 イヌリンは、糖の吸収を抑える効果があり腸内環境の改善にも役立つ。また、イヌリンはむくみにも効果があり、余分な水分を排出する働きがあるとされる。

 ごぼう茶の香りをかいでみた感想は、おいしい香りだ。きんぴらごぼうやごぼうの煮物のような、うまみが詰まっているだろうなと期待させる香ばしい香りだった。

 ごぼう茶を実際に飲んでみると、香ばしくてすっきりとしておいしい。お茶というよりごぼうスープに近い感じがした。苦かったりえぐい感じはまったくなく、これを飲んで痩せ効果が期待できるなら喜んで毎日飲み続けられると感じた。
 
ごぼうのスープのようなおいしさ(筆者撮影)

意外と苦くない|どくだみ茶

 どくだみ茶というと、筆者はあまりいいイメージがなかった。幼少の頃、体調を崩すと家の裏に生えていたどくだみを煎じて飲まされた記憶があるためだ。

 非常に苦いというイメージしかなく、ちょっとトラウマ並みの、まさしく本当に苦い思い出だ。しかし、どくだみを乾燥させたものはさまざまな薬効があり、「十薬」と呼ばれ昔から親しまれてきた。

 どくだみにはビタミンやミネラルがたくさん含まれており、便秘や肩こり、冷え性、高血圧や動脈硬化などの疾患予防、アレルギーやアトピーの症状緩和に効果があるとされている。

 しかし、すごい効果が期待できるものであっても、飲みづらくては続かない。ダイソーのどくだみ茶の香りをかいでみた。するとどうだろう、想像していたよりも強い匂いではない。

 ちょっと漢方薬っぽい香りはするものの、幼少のつらい記憶がよみがえるような感じは特にない。

 実際に飲んでみると、他の3種類のお茶と比べると確かに一番クセがある味だろう。ウーロン茶のような苦みを多少感じる。あと、ほうじ茶のような香ばしさもある。少しクセはあるものの、苦さはわずかなので飲みやすかった。

 幼少期に筆者が飲んだどくだみ茶は、素人がつくったものだったが、しっかり乾燥させて焙煎したダイソーのどくだみ茶は、独特のクセが抑えられ飲みやすくなっているようだ。
 
幼少期に飲んだどくだみ茶より俄然飲みやすい(筆者撮影)

香ばしいくせになる|コーン茶

 コーン茶はとうもろこし茶と同じく、乾燥させたとうもろこしの実を蒸して焙煎したお茶だ。コーン茶にはカリウムが含まれており利尿作用があるので、デトックス効果が期待できる。また、食物繊維も豊富なので便秘の解消にも役立ったり、さらに鉄分も多いので貧血予防にもよいそうだ。

 実は、筆者はとうもろこしのひげ茶があまり得意ではない。ちょっと青臭い感じが苦手だったので、コーン茶はいけるかどうか不安だった。

 しかし、香りをかいでみると、これはまさしくポップコーン。塩をかけたらおいしそうな感じすらする。お湯を注いでみると、色は薄い黄色で香りはやはりポップコーンだ。

 実際に飲んでみると、とうもろこしのひげ茶のような青みのある香りや味は一切なく、飲みやすい。飲んだ後味がほんのりポップコーンで、なんだか楽しくなってしまう。これなら、ごくごく飲めそうだ。
 
コーンのお菓子を食べているような香ばしさ(筆者撮影)

自分好みのお茶をセレクトして暑い夏を迎え撃つ

 今回紹介した、ダイソーのお茶4種。はと麦、ごぼう、どくだみ、コーンのお茶は、ティーバッグが5包入ったタイプだ。はと麦は、麦茶とは風味も味も見た目も違っていた。見た目は、麦茶より色味が薄い。

 しかし色は薄くても、とても香ばしくてほんのりと甘味がある。麦茶とコーン茶を合わせた風味のお茶だった。

  ごぼう茶は、ごぼうのおいしさがそのまま味と香りになったスープのようなおいしいお茶。ごぼうを食べるより、お茶として飲んだ方が手軽にごぼうの成分を取り入れられそうだ。ダイエット効果が期待できるなら、頻繁に飲みたいお茶の一つだ。

 どくだみ茶は、どくだみ独特の風味が抑えられていて飲みやすい。ウーロン茶に似た苦みがあるが、強い苦みではないのでおいしく飲める。ウーロン茶とほうじ茶を合わせたような風味がした。

 コーン茶は、とうもろこしの実を蒸して焙煎したもの。とうもろこしのひげ茶が苦手な筆者も飲みやすかった。ポップコーンの香りを飲んでいるような感じだ。

 どのお茶も、香りがよく飲みやすい。ティーバッグタイプなので、飲みたいと思った時にすぐに飲めるので便利だ。

 家で食事する際や、リラックスタイムはもちろん、外出時に好みのお茶をマイボトルに入れて出かける時にもいいだろう。仕事先や学校先で、気軽にお茶タイムを楽しめる。

 お茶ならそれぞれのお茶の成分によりさまざまな効果が期待できるのもうれしい。これから暑くなる夏に負けないためにも、好みのお茶をセレクトしておいしく水分補給していこう。(GEAR)