ローランド、ビンテージ・シンセのデザインとサウンドを小型ボディに凝縮

新製品

2021/11/11 15:00

 ローランドは12月4日に、1980~90年代の個性的なシンセサイザーのデザインとサウンドをコンパクトな本体に凝縮して、本格的なサウンドと操作感で演奏できる「Roland Boutique(ローランド・ブティーク)」シリーズの新機種として、「JD-08」と「JX-08」の2機種を発売する。価格はどちらもオープン。

「JD-08」(上)と「JX-08」

 JD-08は、革新的なサウンド、パワフルなエフェクトを備え、1990年代以降のエレクトロニックミュージックプロデューサーを中心に人気を博した「JD-800」の、最大の特長である90年代のヒット曲に数多く使用されたプリセットサウンドを忠実に再現。オリジナル機より大幅に拡張された同時発音数、2パートのポリフォニックシーケンサーといった新機能も搭載した。特徴的なパネルデザインや各種スイッチ/スライダーも再現されており、省スペースながらオリジナル機と同等の操作性を維持している。
 
オリジナル機「JD-800」と「JD-08」

 JX-08は、1980年代に流行していたフラット・デザインを採用した「JX-8P」本体と、音づくりパートで活躍した別売のコントローラー「PG-800」を合体させた新デザインを採用し、JX-8Pの特徴的なコーラスエフェクトに加えてマルチエフェクト、リバーブを新たに搭載した。同時発音数も拡張し、オリジナルを超えるリッチな演奏表現を実現している。
 
オリジナル機「JX-8P」と「JX-08」

 そのほか、JD-08、JX-08ともにUSBオーディオ/MIDIインターフェースを備えており、さまざまなDAW(音楽制作ソフトウェア)や外部機器と同期させた演奏やレコーディングが可能で、別売のキーボードユニット「K-25m」との接続にも対応する。
 
「JD-08」と「K-25m」(上)、および「JX-08」と「K-25m」の組み合わせイメージ