ナイキ、リサイクル素材の「Move to Zero」フットウェア7モデルを発表

新製品

2021/04/21 08:00

 ナイキは、今夏の最新作となる「Move to Zero」フットウェアを4月19日に発表した。随時の発売を予定している。

ナイキ クレーター インパクト

 Move to Zeroフットウェアのラインアップのうち、スペース ヒッピーからの学びを生かした「ナイキ クレーター インパクト」は、重量のうち約25%にリサイクル素材を使用し、効率の良い素材の重ね方、縫い目の曲線や、廃棄物を抑えるためにスウッシュを刺繍で施すといった工夫を取り入れた。

 ミッドソールの柔らかいクレーター フォームには、10%のナイキ グラインドを含んでおり、ほかのフォームと組み合わせることで安定性と視覚的なアイデンティティを生み出している。新しい素材の利用を減らすことで炭素排出量を抑えるとともに、それぞれのミッドソールにナイキ グラインドの粒がユニークな質感と色のミックスを生み出す。価格は1万2100円。
 
「エア ヴェイパーマックス 2021 フライニット」(左)と
「エア マックス ゲノム」

 「エア ヴェイパーマックス 2021 フライニット」は、さまざまな要素に循環的なデザインの原則を取り入れた最も環境持続性に優れたシューズで、重量比55%以上のリサイクル素材を含む。

 かかとからつま先に伸びるフルレングスの「ヴェイパーマックス エア ユニット」は、約75%のリサイクル原料を使用し、ヒール クリップとつま先に用いたTPUに約60%のリサイクル原料を使用するとともに、アウトソールにナイキ グラインドを含んでいる。また、エア マックス プリデイのシンプルなデザインは、素材廃棄量を最低限に抑えており、重量のうち最低でも20%にリサイクル素材を含む。価格は2万2400円。

 「エア マックス ゲノム」は、2000年代のデザインにインスピレーションを受けるとともに、75%をTPUで構成したエア バッグに、合理的なデザインのアッパーを組み合わせた。価格は2万900円。
 
「エア フォース 1 '07」(左)と「ブレーザー MID '77」

 「エア フォース 1 '07」と「ブレーザー MID '77」は、アッパーのリサイクル ポリエステル キャンバスをはじめとする繊維素材など、リサイクル原料を約20%含むほか、アウトソールに再生されたコルクをゴムの中に9%含み、一部をワイン業界から仕入れており、自然な印象を生み出すとともに、素材による環境負荷を抑えている。価格は、「エア フォース 1 '07」が1万2100円、「ブレーザー MID '77」が1万3200円。
 
「コズミック ユニティ」(左)と
「エア ズーム スーパーレップ 2 ネクスト ネイチャー」

 「コズミック ユニティ」は、ナイキ グラインドを10%含むクレーター フォームのミッドソールを用いることで、競技の場面にも対応する耐久性と反発性を提供する新カラーモデルを追加する。価格は1万8150円。また、通気性に優れたデザインで、少なくとも重量で20%以上の再生素材を使用する「エア ズーム スーパーレップ 2 ネクスト ネイチャー」も用意している。価格は1万3200円となる。