【Nintendo Switchで遊びつくそう!・2】Nintendo Switchのマイニンテンドーストア、ニンテンドーeショップを眺めると、有名な会社が手がけるタイトルから個人制作のものまで、本当に大量のゲームが並んでいる。とくに有名でないタイトルは、自分に合っているのかどうかを都度調べるのはおっくうになりがちだと思う。そこで、本連載「Nintendo Switchで遊びつくそう!」では毎回テーマを設定し、それにちなんだオススメのゲームを紹介する。

Nintendo Switchで遊びつくそう!

弾の嵐をボンバーで押し切る快感がたまらない「ネコネイビー -デイドリーム・エディション-」

 「ネコネイビー -デイドリーム・エディション-」は、横スクロールシューティングゲームだ。CEROはA(全年齢対象)で、価格は1280円。タイトルの通り、操作するのはネコ(一部ネコではないキャラもいるが)。ショットをばら撒き、「ボンバー」(ボム)を撃ち、空を飛ぶ。そんな高性能なネコを操作して敵を倒していく。

 (おそらく)手描きのかわいいグラフィック、時折入る気の抜けたボイス、あるようでなさそうなストーリー、思わず気分が上がるセンスの良いBGMの相乗効果により、胡乱でゆるい雰囲気を演出している。でも、中身は全然ゆるくない。敵はわらわらと出てくるし、容赦なく弾幕も張ってくる。一方のネコは、一度でも弾に当たればやられてしまう。なんともシビアな世界だ。
 
初期状態で選べるネコは3匹。ネコごとにショットの軌道やボンバーの性能が異なる。
また、条件を満たすと使用できるネコが増えていく

 そこで役立つのがボンバーの存在。ボンバーを使うと敵にダメージを与えられるだけでなく、敵の弾がすべてスコアアップアイテムと化す。窮地を脱せるうえ、スコアアップアイテムを取得していけば残機も増加する。ボンバーは、一石何鳥にもなるステキな攻撃なのだ。
 
ピンチに陥ったらボンバーを放ってもいいし、スコア狙いで使うシーンを考えて放つのもアリ

 ボンバーはストックできないが、使用条件はかなりゆるい。ショットで敵を倒すと、青色の「ネコアイテム」が出現。これをゲットするとゲージが溜まっていき、最大まで溜まるとボンバーが放てるようになる。ゲージは溜まりやすいので、ボンバーは渋りすぎずにドカドカ使うのがオススメだ。攻めの姿勢でボンバーしまくり、敵の猛攻をチャンスに変えよう。
 
ネコを囲むように配置されたドットが、ボンバー用のゲージ

 腕に覚えがあるなら、敵に接近して通常ショットで倒す「ブレイブショット」も活用しよう。ブレイブショットに成功すると「Brave!」と表示されるとともに、出現するネコアイテムがちょっぴり増量する。「それだけ?」と思うかもしれないが、ブレイブショットを成功し続ければボンバー用のゲージが早く溜まり、スコアや残機が増えることにもつながる。ただ、失敗して敵にぶつかったら残機を失うため、元も子もなくなってしまう。リスキーな仕組みなので、自分の腕と相談しながら使いどころを見極めよう。
 
ブレイブショットは危険を伴うが、リターンも得られる

 ゲームモードは「アーケードモード」と「∞モード」を用意。アーケードモードは全7ステージのクリアを目指すモードで、難易度は「EASY」「HARD」「DEATH」の3種類から選べる。最もやさしい難易度のEASYでもほどほどに難しく、ゲームが下手な筆者はコンティニューしてようやくクリアできるくらいだ。まったく歯が立たない、クリアできる気がしない、というレベルではないので、シューティングゲームに慣れていない人なら十分にやりごたえを感じるだろう。
 
アーケードモードは、各ステージの最後に個性豊かで手強いボスが登場する

 一方の∞モードは残機1の状態からスタートし、エンドレスに敵が襲ってくるモードで、どれだけ敵を倒せるかに挑戦する(正確には突破したWave数が記録される)。自分の限界に挑みたいとき、腕前がどれだけ上がったか試したいときなどにプレイしてみよう。
 
∞モードで流れるボーカル曲も必聴だ

 「ネコネイビー -デイドリーム・エディション-」は、シューティングゲーム好きだけでなく、シューティングゲームに触れたことのない人、皆にプレイしてもらいたい名作だ。

人類滅亡後の世界で勃発するサルカニ合戦「MONKEY BARRELS」

 「MONKEY BARRELS」は、トップビューの全方位アクションシューティングゲームだ。CEROはAで、価格は1500円。「ヨッシークラフトワールド」や「毛糸のカービィ」などを手がけてきたグッド・フィールが初めてリリースしたオリジナル作品だ。

 本作は、家電メーカー「カニダエレクトロ」によって兵器化された家電ロボット軍団が人類を滅ぼした後の世界が舞台。主人公や仲間のサルたちが人類の遺物を活用してつつましく暮らしていたところ、カニダエレクトロが動物を兵器化する実験のために、主人公の仲間を誘拐してしまう。主人公たちは仲間を救出すべく、カニダエレクトロと激闘を繰り広げるというストーリーである。なんでも兵器にしたがるカニダエレクトロ、物騒すぎる。
 
カニダエレクトロのCEO「蟹田 越前」(人間)の計画によって家電が兵器化してしまう

 バトルはステージクリア制で、各ステージではメインウェポンとサブウェポンを2つずつ選んで戦う。メインウェポンは、クセの少ないアサルトライフル、接近して当てると強力なショットガン、爆発で複数の敵を巻き込めるロケットランチャーなどさまざまなタイプがある。メインウェポンに弾数制限はないが、マガジンが空になるまで撃ちきると自動でリロードが発生。その間は無防備になってしまうので、敵のいない間にリロードを挟むなどして、弾数に気を配る必要がある。
 
仲間の一人である芝山さんのショップで、メインウェポン・サブウェポンを購入できる

 サブウェポンに関しても、スタンダードな手りゅう弾、敵の進行や弾を防ぐバリケード、自動で敵を狙い撃つセントリーガンなど豊富に用意されている。こちらはメインウェポンと違い、ステージ上に落ちている補充用アイテムを拾わないと弾数は回復しない。補充用アイテムはそこそこな頻度で落ちているが、使いすぎるとすぐに弾切れを起こす。やみくもに浪費せず、メインウェポンのリロードの隙を埋めるように使うなどして立ち回ろう。

 これらメイン・サブのウェポンの組み合わせを考えて戦うのが、本作の醍醐味の一つだ。多数の敵を相手取る組み合わせや、ボスステージで戦うときの組み合わせなどいろいろと試行錯誤するのは楽しい。
 
右スティックで狙いを定め、メインウェポン・サブウェポンを駆使して家電ロボットをやっつけよう

 ステージは通常のステージやボスステージだけでなく、バイクに乗ったシューティングステージ、戦車に乗り込むステージなども用意され、飽きさせないような作りも好印象。難度は高めといえるが、同じステージで何度かやられてしまうと、リトライ時にライフを3つ追加できるようになる。何回トライしても先に進めないときなどは、使うのもアリだろう。
 
最初のステージのボスからかなり強い。何度も挑戦して活路を見出そう

 なお、オンライン対戦モードも用意されているものの、あまり人がいない状況で遊びづらいのは悲しい。そうしたマイナスポイントもあるにはあるが、ボス戦はハラハラするし個性的な武器の使い分けを楽しめるのも良い。本連載でセレクトするほど気に入っており、グッド・フィールにはまたオリジナル作品を作ってほしいと思えた作品だ。(浦辺制作所・藤縄 優佑)