アイロボット社の床拭き掃除ロボット「ブラーバ」は、自分では面倒でなかなかやらない床拭きをしてくれるすぐれものの掃除家電だ。そんなブラーバには3種類のラインアップがある。今回、紹介する「ブラーバ390j」は、3モデルのなかで唯一市販の使い捨てお掃除シートが使えるモデルとなっている。機能に関しては必要なものだけを搭載したシンプルな一台。どんな人に向いているのか、レビューしながら確かめた。

2019年6月に発売された「ブラーバ390j」。
実売価格は公式オンラインストアで4万3868円(税込)

ドライモードなら56畳までの拭き掃除が可能

 まずはブラーバ390jの基本スペックを見ていこう。本体サイズは幅244×奥行き216×高さ79mmで、重さは約1.8kg。「ブラーバ ジェット250」よりもひと回り大きく、「ブラーバ ジェットm6」よりも少し小さい。
 
急速充電スタンドが付属しており、充電時間は最大2時間

 ブラーバ390jには二つの清掃モードがあり、ホコリや皮脂汚れ、食べこぼしあとなどの掃除には水振きの「ウェットモード」、ホコリや髪の毛などを絡め取るにはから拭きの「ドライモード」を使うといい。
 
本体にはドライクロスとウェットクロスが付属する。モードに合わせて使い分ける仕様。
専用の使い捨てクリーニングクロスは用意されていない

 ウェットモードの場合は、付属のウェットクリーニングパッドに水を入れ、そこに湿らせたクロスをセットし、ブラーバに取り付ける。ドライモードの場合は、最初からセットされているクリーニングパッドにクロスを差し込めばいい。
 
上がドライモード用、下がウェットモード用のクリーニングパッド。
いずれもクロスをクリーニングパッドに巻きつけて使う

 ウェットモードなら20畳、ドライモードなら56畳までの掃除が可能。最大可動面積に関しても、本体サイズと同様、「ブラーバ ジェット250」と「ブラーバ ジェットm6」の中間的な立ち位置となっている。

部屋の形状や家具の配置を把握して清掃

 それでは、早速ブラーバ390jに「クイックルワイパー 立体吸着ウエットシート」をセットして、掃除してみよう。その前に、掃除する部屋に付属の「NorthStarキューブ」を設置する。

 このキューブを設置することで、ブラーバがより正確な位置情報を把握し、部屋のどこを掃除しているか、次にどこを掃除すればよいかを判断してくれる。ドライモードでは19畳以上。ウェットモートでは8畳以上の広さでブラーバを使用する際や、複雑な形状の部屋の場合は使用したほうが安心だ。
 
NorthStarキューブは清掃したいエリアのなるべく中央に置く。テーブルやカウンターの上の設置が理想。
また、使用前にはブラーバとの接続を確認しよう

 掃除をスタートするには、本体の電源をオンにして、「ドライモードボタン」もしくは「ウェットモードボタン」を押すだけ。ブラーバ390jには「iAdapt2.0 キューブナビゲーション」を搭載しており、部屋の形状や家具の配置を自動で把握してくれる。
 
スタートさせた場所から直線的に動いて部屋を把握する。バンパーを装備しているので壁や家具が傷つきにくい

 実際に使ってみると、壁際などのホコリを見逃しがちな場所もしっかり掃除してくれており、ベッドしたやソファ下にも潜り込んでくれた。また、ラグに乗り上げることはなく、濡れる心配もなかった。段差も感知するので、玄関に落下するなどの不安もない。
 
カーペットを見つけると、フローリングとの高さの違いを検知していた。これなら不在時も安心して使えそうだ

ブラーバ390jはどんな家庭に向くのか?

 本製品の価格は約4万4000円となっており、約3万3000円のブラーバ ジェット250と比較すると1万円ほど高い。これは2モデルの最大稼働面積や機能の違いによるもので、広い部屋&複数の部屋で使うのであればブラーバ390j、キッチンやバスルームなど狭いスペースを念入りに拭き掃除するのであればブラーバ ジェット250を選ぶといいだろう。
 
充電ドッグが小さく、使わないときは部屋の片隅に立て掛けておけるので場所を取らない

 今回、筆者が使ってみて、ブラーバ390jはとにかくシンプルな操作性がいいと感じた。また、クイックルワイパーでの部屋掃除が日常化している家庭であれば、利便性を多いに享受できるだろう。(TEKIKAKU・今西絢美)