急速に進んでいるキャッシュレス化に伴い、財布を持ち歩かなくなったという人もいるだろう。筆者もコンビニなどでの軽い買い物には現金を使わなくなったが、飲食店などは自分が使っている電子マネーが使えないこともあるので、なかなか財布を手放せずにいる。

 そんな筆者が愛用しているのが、がま口の専門店AYANOKOJIの「復刻型がま口長財布(マチなし)」。がま口財布といえば、小銭がちょこっと入るレトロなものというイメージだが、この財布はお札やカードも収納可能。デザインもシンプルで現代的だ。その魅力を紹介する。
 
筆者が愛用している「復刻型がま口長財布(マチなし)」の「縹(はなだ)」色(税込3300円)。
カッチリしていながらも優しい丸みがあるのがお気に入り

がま口の専門店「AYANOKOJI」とは?

 AYANOKOJIは京都のがま口専門店。口金の部分はもちろん、生地の染色から縫い付けまで職人がひとつひとつ手作業で行っているのが特徴だ。コンセプトは「時代の流れと共に失われていく技術や素材を見直しながら、使いやすさはもちろん、現代のライフスタイルに合ったデザインを追求し枠にとらわれない、新しいがま口を提案する」。そのコンセプト通り、がま口のリュックやスマホケースといったモダンな商品も多く揃えている。関西を拠点に全国14店舗の直営店を構え、オンラインショップも展開している。
 
筆者はメガネケースもAYANOKOJIのものを愛用している。
シンプルで可愛い見た目ながらも丈夫で、旅行に行くときにも重宝している

スリムなのに大容量! お札、小銭、カードをスッキリ持ち運べる

 「復刻型がま口長財布(マチなし)」はスマートな見た目なのに大容量。外見はぺったんこでお札しか入らないように見えるが、内部には三つの仕切りがあり、小銭やカードもしっかり収納できるようになっている。
 
高さ10.5×幅19.5cm、重さ140g。口金部分がしっかりとした鉄なので、手に持つとやや重みを感じる。
カードポケットはないが、お札は折らずに入れられる

 それでいて、たくさん収納しても外見はぺったんこのまま。小銭やカード類が多くなっても布部分が膨らまず、クラッチバッグなどの薄いカバンにも入れられるのがうれしい。あまりに小銭が多くなると勝手に口金が開いてしまうこともあるが、普段は縦にしてカバンに入れても中身がこぼれることはない。
 
お札に加えてカード15枚、小銭28枚を入れても膨らまない。
ただし、レシートを溜めすぎるとがま口が閉まらなくなるのでこまめに整理しよう

 大容量なだけでなく、機能性も抜群。扇マチのおかげで口が大きく開くのに加え、内部の仕切りにチャックがないので必要なものをサッと取り出せる。

男女問わず使えるシンプルでモダンなデザイン

 この「復刻型がま口長財布(マチなし)」は、「スリムでシンプルながま口財布を!」という要望に答えて生まれた商品。「シンプルすぎるくらいがちょうどいい」がコンセプトで、性別や年齢を気にすることなく持ち歩けるデザインが特徴だ。きっちりした和装の雰囲気を引き立たせ、ラフな洋装に個性をプラスしてくれる点も筆者のお気に入り。
 
口金部分は一般的ながま口と違ってフラットでスマートな見た目。
パチンと小気味良い音を立ててしっかり閉まるのが職人技の証拠なのだとか

 外側の布には、丈夫で使うほど手に馴染む滋賀県の「高島帆布」を使用。裏地には汚れが付きにくいレーヨン生地を使っており、手入れも簡単だ。カラーバリエーションや柄の展開が多く、無地の場合はキュートな「真紅」や落ち着いた「オイタケ」など、14色を展開。柄の場合は「ドット」や「でかドット」、「唐草模様」、「バードチェック」などさまざまなバリエーションが用意されている。
 
内部にはブランドを示す「AYANOKOJI」のオリジナルネームつき。
一部の店頭やオンラインショップで類似品が出回っているので要注意!

 「復刻型がま口長財布(マチなし)」は収納性・機能性・デザイン性が両立した万能財布。「キャッシュレス社会でもしっかり財布を持っておきたい」「ほかの人とは違ったデザインのものを持ちたい」という人におすすめしたい。使えば使うほど手に馴染むのに加え、口金が破損したら格安で修理してもらえるので、長く使えるのも強みだ。(TEKIKAKU・山崎理香子)