ソースネクストは、AI翻訳機「POCKETALK(ポケトーク)」シリーズの新製品「POCKETALK S」を12月6日に発売する。グローバル通信2年付きモデルの価格は、従来機種から据え置きの2万9800円。小型化しながら大画面化、新たにカメラ翻訳機能も搭載した。同社の松田憲幸社長は、「21世紀の『ほんやくコンニャク』」と表現し、ドラえもんとのコラボレーションモデルも発表した。

AI翻訳機の新製品「POCKETALK S」を発表したソースネクストの松田憲幸社長

 松田社長は、「訪日外国人は、急速な勢いで増えている。今年はラグビーワールドカップで大勢の外国人客が来日したが、来年はさらに大きなスポーツイベントがある。これに備えるためにも、翻訳機の重要性は増していくはず」と、新製品が活躍する将来像を描く。
 
軽量・小型で使いやすさが従来機種からアップした

 POCKETALK Sは、従来機種「POCKETALK W」から進化した新製品。起動までの時間や翻訳速度が速くなったほか、背面のカメラで読み込んだ画像から言語を検出して翻訳する「カメラ翻訳機能」を新たに搭載した。55言語に対応し、言語は自動で判別。約100枚の画像を保存可能で、「以前に食べたメニューをもう一度頼みたい」などに活用することができる。
 
カメラで撮影した画像から自動で文字を抽出・判別し翻訳する

 また、新機能として、AI英会話機能学習機能や通貨・単位換算機能、国旗から翻訳したい言語を選ぶ機能、定型文の登録、現地時間を自動で表示する機能などを搭載。接続した通信会社でおおよその現在地を割出し、自動で国を切り替える。

 サイズが高さ91.6×幅53.8×奥行き11.5mm、重さが約75g、画面が2.8インチと、従来機種と比べて小型・軽量でありながら大画面化を実現。代わりにバッテリ駆動時間は4.5時間(スリープモードなら2日)になったが、「旅行先などで使うには十分な容量」とした。

 カラーは、ホワイト、ブラック、ゴールド、レッドの4色。公式限定カラーとして、メタルグレーとメタルグリーンも用意した。グローバル通信2年付きモデルはいずれも税別2万9800円だが、ホワイトのみのWi-Fiモデルは税別2万4800円と5000円安くした。グローバル通信の対応地域は133の国と地域。POCKETALK Wもアップデートすることで対応する。
 
ボディの手触りはマット感がある


 さらに、POCKETALK Wの値下げも行う。現在、税別2万4880円のWi-Fiモデルが税別1万8000円に、グローバル通信2年付きモデルが税別2万9880円から1万9880円になる。松田社長は、「さらに多くの方に利用していただきたい」と値下げの狙いを語った。
 

秘密道具は人気キャラクター


 海外での販売を後押しするため、アジアを中心に世界的に人気なキャラクターのドラえもんとコラボしたモデルを用意した。初代ポケトークの開発段階からあった構想だ。松田社長は、「ついに実現することができた。本物のほんやくコンニャクは、犬や猫、宇宙人とも話せるが、まだ追いつけていない」とコメント。「ドラえもんの方が当社より有名なので、その知名度を生かしたい」と期待した。
 
ドラえもん Edition

 ドラえもんコラボモデルは、ドラえもんを後ろから見たデザインになっており、ポーチや専用クリアケース、保護シートがセットになって税別3万4800円。別売りで、ドラえもんの顔やドラミちゃんの顔、ほんやくコンニャクの描かれたケースをラインアップする。ケースの税別価格は2000円としている。