2019.9.24 19:00
スマホ・PCiPhone 11シリーズ活用術! 「超広角レンズ」など新機能を楽しみ尽くせ
ついにナイトモードを実装 操作もより使いやすく
iPhone 11シリーズから追加されたカメラ系のハイライトは超広角レンズの他にもある。その一つは「ナイトモード」だ。暗い場所にカメラを向けると、画面に黄色いアイコンと秒数のカウントダウン表示が出る。このアイコンが表示されている間にシャッターアイコンをタップすると、その秒数の間にiPhoneが複数枚の画像を連続記録して、鮮やかな色合いと明るさ、シャープな輪郭を残した写真を暗い環境の中で残してくれる。ナイトモードで撮影中にはiPhoneを持つ手を動かさないよう画面にアラートとカウントダウンタイマーが表示される。あえてナイトモードを通常の撮影モードと切り分けずに、暗い場所にカメラを向ければ自動的に起動する機能としたところがiPhoneらしい。誰もが追加された機能の恩恵が受けられるように作り込まれたカメラのインターフェースには好感が持てる。

シャッターを押すと一定時間のあいだiPhone本体をしっかりとホールドし続けるようにメッセージが表示され、
その間に撮影された何枚かの写真を合成して、明るく色鮮やかな写真に仕立ててくれる
他にもディスプレイ側のTrueDepthカメラはイメージセンサーの解像度が12メガピクセルに向上した。より質の高いセルフィショットや最大4K/60pのビデオ撮影ができる。ポートレート撮影には新しく被写体の背景を白ベタに差し替えられる「ハイキー照明(モノ)」モードが加わり、「スタジオ照明」も照明(レフ板)効果の強弱を切り替えて、肌の質感を整えられる設定メニューが増えた。
静止画を撮るため被写体にカメラを向けているときに、不意に動画で残したくなるシャッターチャンスが訪れることがある。従来のiPhoneでは撮影モードを「写真」から「ビデオ」に切り替えなければならなかった。iPhone 11シリーズから搭載された「QuickTake」があれば、カメラのシャッターアイコンを長押しすると、自動的にビデオ撮影にスイッチする。
このときにも超広角レンズ側のセンサーが同時にキャプチャした情報を活かしてフレームの外側を同時に撮影できるので、フレームアウトしてしまったように思えた被写体の決定的瞬間が残せる。なおこれまでシャッターアイコンの長押しで操作していたバースト撮影は、シャッターアイコンを長押ししてから左にスワイプする操作方法に変更された。
圧倒的なiPhone 11 Proシリーズの高画質ディスプレイ
ディスプレイは液晶のLiquid Retina HDディスプレイを搭載するiPhone 11も十分に高画質だ。明るく色合いのバランスが自然なので、写真やビデオは目で見た風景の印象に近い画をプレイバックしながら楽しめる。1792×828ドットの解像度、326ppiの画素密度はiPhone XRから変更されていないが、ディティールの情報量に不足は感じない。強いて言えば、やはり上位モデルであるiPhone 11 Proシリーズに採用された有機ELのSuper Retina XDRディスプレイの方が表現力は上手だ。HDR対応の動画コンテンツを再生するとその差は明らかになる。特に明るさのピークや深く沈み込む暗部の黒色再現力はiPhone 11 Proシリーズの方が優秀だ。
HDRの静止画・動画表示がより明るく色鮮やかだ
最近ではNetflixやAmazonプライム・ビデオにもHDR対応の映画やドラマ、アニメなどのコンテンツが増えている。iPhoneで移動中にもよく動画コンテンツを楽しむという方にはiPhone 11 Proシリーズをおすすめしたい。今年の11月1日から日本でも開始されるアップル独自の定額制動画配信サービス「Apple TV+」を万全の体制で待ち構えたい。
新機能「空間オーディオ」で音もリッチに
新しいiPhone 11シリーズは内蔵スピーカーによるサウンドも磨きをかけていた。アップルが独自に開発した「空間オーディオ」という技術により、没入感あふれる力強いバーチャルサラウンド体験が味わえるのだ。
内蔵スピーカーを使って臨場感豊かなサウンドで楽しめる。
音楽コンテンツを聴く時にはiPhoneを横向きに構えた方が高い効果が得られる
こちらの機能は常時オンの設定になっているので、映画やドラマなどの動画コンテンツに限らず、例えば、Apple MusicでジャズやJ-POPの楽曲を再生した場合などにも効果がかかる。張りと艶のあるボーカル、包み込まれるようなサラウンドがiPhoneの内蔵スピーカーだけで楽しめる魅力は大きい。YouTube再生も音声が聞き取りやすくなるので効果的だと思う。
5G対応まで待っていたら勿体ない
日本でもNTTドコモが第5世代移動体通信システム「5G」のプレサービスを開始したことから、iPhoneも5G対応の新製品が出るまで買うことを控えた方が良いのではという声も聞こえてくる。筆者は今から5G対応のスマホにこだわることは時期尚早だと思う。実際に5G対応のコンテンツサービスが普及して、iPhoneなどのスマホで楽しめるようになる時期はもう少し先だと思うからだ。ならば現在のスマホが持てる最先端の技術を詰め込んだ新しいiPhone 11シリーズで、今ある最高品質のエンターテインメントを味わい尽くした方が賢明ではないだろうか。iPhone 7シリーズやiPhone 8シリーズなど、2・3年前に発売された機種からのアップグレードにはiPhone 11が最適だ。昨年発売されたiPhone XRを使っているという方はこの時期の買い換えをためらうかもしれないが、よりグレードの高いカメラとディスプレイを搭載するiPhone 11 Proシリーズへ一気にステップアップしてみる手もあると思う。(フリーライター・山本敦)
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