妥協なしのモダンPC「dynabook Z」登場! コスパ重視のSシリーズも

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2019/09/10 19:30

 Dynabookは9月10日、ノートPCの新シリーズとして15.6型の大画面ながら薄型・軽量ボディを実現した「dynabook Z」シリーズと13.3型の「dynabook S」シリーズを発表した。

モダンPCとして高水準の性能・機能を搭載した「dynabook Z」シリーズ

 1989年に世界初のノートPCを発売したdynabookブランド。今年は、30周年のメモリアルイヤーだ。その記念すべき年を締めくくるのが「dynabook Z」。昨今のPC市場でキーワードである“モダンPC”として、全方位で妥協のないハイスペックマシンになっている。

 画面サイズが15.6型とスタンダードながら、重さが約1.399kg、薄さが約17.6mmで、持ち歩きができるサイズ感を実現。バッテリは約19時間の使用が可能で、30分で約7.5時間分のチャージができる急速充電にも対応する。キーボードは防滴設計で、見やすくて入力しやすいように工夫を施している。
 
 
15.6型ながら重さが約1.399kg、薄さが約17.6mmと軽量・薄型

 ボディはMIL規格準拠の堅牢性を誇り、マグネシウム合金を採用することで軽量と剛性を両立させた。ハニカムリブ構造というねじれに強い構造にすることで、例えばPCの端を持ったときなどに発生するたわみなどに対する耐久性が高い。

 ディスプレイは親会社となったシャープのIGZO液晶で、高輝度・高色純度・広視野角の鮮やかな映像を再現する。ノングレアなので、室内・室外問わず明るい環境下でも映り込みが気にならない。harman/kardonの高音質スピーカーを搭載することで、薄型ボディの似合わない繊細でパワフルなサウンドを再生することができる。

 SSDは、インテル OptaneメモリーH10を組み合わせることで応答性を高速化。無線LAN規格は、次世代のWi-Fi6(IEEE802.11ax)にまで対応する。冷却ファンにも一工夫。ブレードを通常より長くて薄い「S-typeファンブレード」にすることで、低騒音・低振動で風量を10%増量(UX53比)した。

 スリープ状態でメール受信やOSアップデート、指紋認証から高速復帰できるモダンスタンバイや、顔認証でサインインできるWindows Helloにも対応。スペックだけでなく、機能性もモダンPCとして妥協のないものに仕上がっている。インターフェースは、HDMI、USB Type-C×2(Thunderbolt 3/USB PD対応 電源コネクタ兼用)、USB 3.0×2、セキュリティロックスロット、ヘッドホン出力端子、microSDカードスロット。

 オニキスブルーとパールホワイトの2色展開で、税別実勢価格は、プロセッサ―がCore i7-8565U、メモリが16GB、SSDが512GB(PCIe対応)+32GB(OptaneメモリーH10)の「Z8」が21万円前後、プロセッサ―がCore i5-8265U、メモリが8GB、SSDが256GB(Serial ATA対応)の「Z7」が17万円前後。それぞれオニキスブルーが9月20日に、パールホワイトが11月中旬に発売となる。

 Sシリーズは、Zシリーズより一回り小さい13.3型。ディスプレイに、Zと同じIGZO液晶を採用する。重さが約1.119kg、薄さが約19.9mmと、こちらも同サイズとして軽量・コンパクトを実現。キーボード部分にアルミプレートを入れるなど、長年培ってきた設計技術の工夫を随所に凝らし、堅牢性も高めている。
 
Zシリーズより一回り小さい13.3型の「dynabook S」シリーズ

 モダンスタンバイや顔認証に対応しないが、Windows Hello対応の指紋認証など、モダンPCとしての要件を満たす。インターフェースは、HDMI、USB Type-C(USB PD対応)、USB 3.0×2、セキュリティロックスロット、ヘッドホン出力端子、microSDカードスロット、LANコネクタ。

 デニムブルーとモデナレッドの2色展開で、プロセッサがCore i5-8250U、メモリが8GBの「S6」が14万円台半ば、プロセッサがCeleron 3867U、メモリが4GBの「S3」が11万円前後。SSDはいずれも256GB。11月中旬に発売する。