任天堂は7月10日、LINEやNHN Entertainmentと共同開発したスマートフォン(スマホ)向けパズルゲーム「Dr. Mario World(ドクターマリオ ワールド)」の配信を開始した。試しに遊んでみると、現代風にアレンジされたゲームシステムや懐かしいBGMに心が踊った。今作からの新要素も多く、さらに奥が深いゲームになっている。

スマホ向けパズルゲーム「ドクターマリオ ワールド」が遊べるようになった

 ゲームのルールは、画面下から浮いてくる赤、青、黄色の3色のカプセルを操作し、同じ色を縦・横に三つ揃えてウィルスを消す、というシンプルなもの。ステージはマス目になっており、このマスに沿ってカプセルを動かす。使えるカプセルの数はステージごとに決まっており、使い切る前にウイルスを消すことがステージクリアの条件になる。
 
以前は上からカプセルが落ちてくる仕様だったが、
スマホ版では天地が逆転した

 ゲーム開始直後はチュートリアルで、カプセルをタップすると回転、持ち続けると左右に移動できるなどを「キノピオ」が教えてくれる。指示通りにプレーしていると、以前のドクターマリオにはなかったシステムがいくつも追加されていることに気が付いた。

 まずは、ドクターごとに異なるスキルシステムだ。ウイルスを消していると、右下のキャラクターアイコンを一回りするゲージがたまる。ゲージが満タンになり、キャラクターが光りだしたらスキルを使用できる合図。キャラクターごとに異なるスキルが発動する。縦1列を消したり、ランダムな横2列を消したりと、ゲームを有利に進めるには欠かせない。

 また、アイテムも追加された。アイテムはステージ開始前と開始後で分かれている。開始前は、使えるカプセルの追加や最初からスキルが使えるようにするドリンクなどがある。開始後には、どこでも1マスだけ消すことができるハンマーや、邪魔になったカプセルを消す薬などがある。カプセルやウィルスを7回消すと現れる、どの色にも対応する虹色のカプセルも貴重な戦力だ。

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 記者が攻略するコツとして重要視するのは、消えなかったカプセルの片割れを有効活用することだ。キノピオが教えてくれた。カプセルは2マスで浮かんでくるので、片方だけを使ってウイルスやカプセルを消すと、使わなかった方のカプセルが1マスだけ残ることがあるのだ。この残り1マスのカプセルも、片方が消えてすぐなら動かすことができる。2マスのカプセルでは入れ込みにくい隙間や、カプセルの余りを出したくないときに活躍するテクニックだ。

 プレーを通して感じたのは、「キャンディークラッシュ」のようなゲーム、という印象だ。ステージ中に登場する周囲を消す爆弾や、消すと横の列を一掃する「カメのこうら」といったギミック、アイテムなどの効果は大変似通った部分がある。同ゲームをプレーしたことがあるユーザーなら、ドクターマリオワールドに馴染むのも早いはずだ。

世界中のプレイヤーと対戦可能

 対戦モードでは、自陣のウイルスを一定数消すと相手の陣地にウイルスを送りつけることができ、先に一定ラインまでウイルスやカプセルがたまってしまうと負ける仕様だった。キャラクターごとに攻撃力や攻撃できる頻度が決まっており、得意な戦略にあわせてキャラクターを使い分ける必要がある。
 
記者の初戦は惨敗だった……

 課金については、「ダイヤモンド」というゲーム内通貨がある。ダイヤモンドを使えば、アイテムの購入や新規キャラクターをランダムに獲得する「スカウト」などが可能になる。もちろん、頼らなくても遊ぶことができるので安心だ。ほかにも、さまざまな新要素があるので、ぜひ遊んで体験してほしい。ステージ20まで進めると、あらゆる要素が解禁されるので、まずはそこを目指したい。

 以前はカプセルでウイルスを消す単純だが奥深いゲームだったが、今作は要素が増え、さらに奥深さが増している。一方で、BGMやどこか愛嬌を感じる憎たらしいウイルスたちなど、懐かしさも兼ね備えたゲームに仕上がっている。少し遊んでみようとプレーし始めたら、気が付くとがっつり遊んでしまっていた、なんてことにならないよう、気を付けたい。(BCN・南雲 亮平)