ヤマダ電機、新4K衛星放送の「裏録」対応したFUNAIブランドの有機ELテレビ

新製品

2019/07/10 19:30

 ヤマダ電機は7月10日、独占販売契約を結んでいる船井電機のFUNAIブランドの3世代目となる新4K衛星放送チューナー内蔵4K有機ELテレビ「7020シリーズ」を発表した。7月20日から発売する。税別の販売価格は、65V型のFE-65U7020が37万9800円、55V型のFE-55U7020が24万9800円。いずれも国内生産モデルとなる。

ヤマダ電機のFUNAIブランド独占販売モデルの65V型(中央)と
55V型4K有機ELテレビ「7020シリーズ」

 新製品のキャッチコピーは、「4Kで観る。4Kで録る」。BS4K・110度CS4Kチューナー2基を搭載し、4K番組を視聴しながら1TBの内蔵HDDに約65時間分の4Kの裏番組が録画できる。地デジチューナーを3基搭載しており、2番組の同時録画ができる。地デジの最長録画時間は約128時間。

 高画質技術として、映像処理エンジンの「Clear Pix Engine 4K HDR OLED Z」を搭載。微妙な階調を描画する際に波紋状に生じるバンディングノイズを、滑らかに処理したり、細部のボケを抑えてエッジの立った精細感のある映像に処理したりが可能となる。このほか、倍速駆動にも対応する。
 
映像処理エンジンでバンディングノイズ(左)を解消する。
右が7020シリーズ

 正面からスタンドを見せずに視聴に集中できる極細フレームのミニマルデザインを、前モデルから踏襲。また、前モデルから継続する機能として、登録した好きなアーティストなどを自動で録画する「おまかせ録画」や録画番組をジャンル別に自動分類する「おすすめ再生」を4K放送対応とした。

 インターネットの動画サービスは、YouTube、U-NEXT、dTV、ひかりTV4K、acTVila4K、TSUTAYA TVなどに、新たにAbema TVを加えた。ホーム画面では、より直感的に使えるようにユーザーインターフェスを変更した。
 
ユーザーインターフェースを変更。
左が従来、右が7020シリーズ
 
FUNAIブランドの2019年モデル

 同時に、FUNAIブランドの4K液晶テレビ3シリーズも発表して7月20日に一斉に発売する。新4K衛星放送チューナー2基搭載で倍速駆動対応の55V型液晶テレビ「4120シリーズ」のFL-55U4120(15万9800円)や、倍速駆動非対応の「4020シリーズ」として49V型のFL-49U4020(10万9800円)と43V型のFL-43U4020(9万9800円)、地デジチューナー2基のみ搭載の「3020シリーズ」として55V型のFL-55U3020(7万9800円)、43V型のFL-43U3020(4万4800円)をラインアップする。

 現行モデルの3010シリーズ(50V型)と1010シリーズ(40V型、32V型、24V型)は継続販売する。