シャープは、新4K衛星放送対応のチューナーを2基内蔵した4K液晶テレビ「AQUOS 4K」8機種を7月27日に発売する。4Kと2Kをあわせて、チューナーは5基搭載しており、4K番組を視聴中に4K放送と地上/BS/CSデジタル放送を2番組同時に裏録画が可能。また、Android TVの最新プラットフォーム「Android 9 Pie」を採用している。大きな特徴は、8K技術を応用した新開発のエンジン「AQUOS 4K Smart Engine PRO II」で、放送もネット動画も高画質で楽しむことができる。

7月27日に発売するシャープ60V型4K対応液晶テレビ
「AQUOS 4K(4T-C60BN1)」

 スマートTVシステム事業本部国内TV事業部商品企画部の鈴木正幸部長補佐は、「2019年から20年にかけて、大規模なスポーツイベントが開催される。同時刻に複数の競技が放送される可能性もあるので、対応できるように4Kのほか2K対応を含め、チューナーを計5基搭載した。また、昨今は放送だけでなく、ネット動画もテレビにとっては大切なコンテンツになっているので、手厚くサポートしていく」と、時代に即した機能を盛り込んでいることを強調した。
 
スマートTVシステム事業本部国内TV事業部商品企画部の
鈴木正幸部長補佐

 新開発エンジンのAQUOS 4K Smart Engine PRO IIは、8K液晶テレビ向けに開発した色再現回路を4K液晶テレビに応用することで、広域色技術「リッチカラーテクノロジー」の色彩表現力を向上した。明暗をはっきりと映し出すHDR規格「Hybrid Log-Gamma(HLG)方式」の映像を忠実に映し出す「HLG階調復元回路」を搭載する。
 
テレビでネット動画を視聴するユーザーは増えているという

 CPUも従来機種(4T-C60AN1)と比べて処理性能がアップし、リモコンでの電源起動を従来機比約20%高速化したほか、チャンネル切替やアプリケーションの立ち上がりも早くなった。

 シャープ独自のAI機能「COCORO VISION」はさらに進化し、新4K衛星放送の視聴履歴が学習できるようになった。COCORO VIDEOがさまざまなコンテンツの中から、家族の好みのコンテンツを勧める。発売時点で対応する同社以外のVODサービスは、「dTV」と「U-NEXT」だという。

 ラインアップと税別想定価格は、70V型「4T-C70BN1」が33万円前後、60V型「4T-C60BN1」が25万円前後、50V型「4T-C50BN1」が17万円前後、45V型「4T-C45BN1」が15万円前後、55V型「4T-C55BL1」が19万円前後、50V型「4T-C50BL1」が15万円前後、45V型「4T-C45BL1」が13万円前後、40V型「4T-C40BJ1」が11万5000円前後の見込み。
 
「AQUOS 4K」3ライン8機種を一斉に発売する

 省スペース化を図るため、デザインを変更。好評の回転式スタンドをそのままに、60V型ではスタンドの奥行きを従来機比で約5.0m短い29.0cmにした。ただ、70型には回転式スタンドを採用していない。
 
新しいスタンド(左)と従来機種のスタンド(右)

 上位機種のBN1シリーズには、外光や照明の反射や映り込みを抑える「N-Blackパネル」を搭載。4T-C70BN1/60BN1は、新開発の高透過率4K液晶パネルを採用したことで、従来機に比べて年間消費電力が7%低減し、輝度が約20%向上した。スピーカーシステムは、音声を前方に導き、聞き取りやすさを高める2.1ch 3wayスピーカー「FRONT OPEN SOUND SYSTEM PLUS」を採用している。