梅雨時期限定のイメージがある除湿機が、いまオールシーズン使える家電として認識を改められている。日本の気候とライフスタイルが変化し、衣類乾燥の部屋干しニーズが高まっているのが理由だ。こうしたトレンドを受け、消費者の声に寄り添った製品開発を行っているのが、国内生産にこだわる三菱電機。三菱電機ホーム機器 営業部 空質アメニティー営業課の竹内健二氏に市場動向と同社製品「サラリ」の魅力を聞いた。

衣類乾燥ですぐれた性能を発揮する三菱電機の除湿機「サラリ」の魅力とは?

“除湿機”はなぜ部屋干しに最適なのか?

 梅雨時期に限定せず、日本の降水雨量は年間を通して増加傾向にある。気象庁の調査によると、2010年以降は毎年平均値より高い数値を記録しているという。降水雨量と比例して高まっているのが毎月の平均湿度。一般的に60%を超えるとダニやカビが発生しやすいといわれているが、ここ数年は年間のうち、半分以上の月でこの基準を上回っている。
 
出典元:気象庁ホームページ「日本の年降水量差の経年変化(1898~2018年)」
<URL:https://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/temp/an_jpn_r.html>

 竹内氏によると、「オールシーズンを除湿機のニーズで区分すると、春の花粉や黄砂・PM2.5、梅雨、夏のゲリラ豪雨、秋の台風、冬の結露や外干しによる凍結などが挙げられる」とのこと。日本の気候は、年間でほぼ隙間なく外干しに向かない時期が続くように変わってきているのだ。

 では、部屋干しのニーズが高まるなかで、なぜ除湿機が重宝されているのか。それは、除湿機が衣類乾燥で消費者が気にしている三つのポイントをしっかり押さえているからだ。乾燥時間、電気代、そして設置性だ。

二つの業界初※1で効率的&経済的な衣類乾燥を実現する「ズバ乾」

 三菱電機のサラリは、湿った空気を冷やして水滴に変えるコンプレッサー方式で「ハイパワータイプ」と「部屋干し3Dムーブアイ搭載タイプ」の2種類がある。どちらも共通しているのは、昨今のトレンドになっている“まとめ干し”に効果的ということだ。

 毎日洗濯をするのが当たり前だった時代、部屋干しする洗濯物量はそれほど多くなかった。しかし、現在は週に2~3回“まとめ洗い”をする人が増え、除湿機に広いエリアを強力に除湿するパワーが求められ始めた。

 サラリが優れているのは、まさにこのパワー。特にハイパワータイプの上位モデル「ズバ乾 MJ-PV240PX(以下、ズバ乾)」は、二つの業界初※1で衣類乾燥をこれまでよりはるかに快適にする。
 
ハイパワータイプの「ズバ乾 MJ-PV240PX」

 一つめの業界初※1は三列熱交換器。熱交換面積が従来比1.8倍※2になったことで、省エネかつハイパワーを実現し、よりスピーディーな除湿が可能となった。除湿能力は24L/日※3。
 
業界初※1となる三列熱交換器を搭載

 二つめの業界初※1はインバーターの搭載だ。これまでの除湿機は環境を問わず、常に100%のパワーで運転していたが、ズバ乾はインバーター制御で室内の湿度に応じてパワーをコントロールする。湿度が高い場合は24L/日(強モード)、湿度が低い場合は8L/日(弱モード)。運転の無駄を抑えたことで省エネ性能もアップ。1Lあたりの除湿で電気代は約11円※4。この二つの業界初※1の技術で、家庭用衣類乾燥除湿機における業界No.1※1の除湿能力を実現した。

※1:2019年6月27日現在。家庭用衣類乾燥除湿機において(三菱電機調べ)
 
業界初※1のインバーター制御搭載。室内の湿度に応じてパワーをコントロール

 また、インバーター制御は除湿機の駆動音を抑制する効果もある。エコ静音モードにすれば、一般的な図書館並みの約34dBという静けさになるので、夜間の運転が、近所迷惑になったり、眠りを妨げたりすることも抑える。

 一般的にコンプレッサー式の除湿機というと寒い時期の運転能力は弱いイメージがある。その理由は、湿った空気を冷やして水にするため寒い時期は凍結してしまい能力を発揮できないからだ。しかし、ズバ乾は凍結した部分を溶かす「自動霜取機能」があるので、室温1℃からでも使用でき、寒い時期でも使える。さらに「冬モード」も搭載し、低温時の除湿量が室温10℃/相対湿度70%時の除湿能力比較(冬モード7.0L/日、強運転4.3L/日)で約60%アップしている。年間通して活用する除湿機においてはうれしい機能である。

目に見えるから効果を実感 「部屋干し3Dムーブアイ搭載タイプ」

 ハイパワータイプは、名前の通りパワフル運転と省エネ性が魅力のモデルだが、一方の部屋干し3Dムーブアイ搭載タイプはセンシング技術を武器とするモデルだ。
 
部屋干し3Dムーブアイ搭載タイプの「MJ-M120PX」

 衣類乾燥は二段階で、まず約180cm※5のワイド送風で洗濯物全体を一気に乾燥。続いて、部屋干し3Dムーブアイが乾き残りを検知して、ピンポイントで集中乾燥する。
 
全体から集中へ。二段階で効率的に衣類を乾燥​​​

 上位の「MJ-M120PX」であれば、光ガイドをルーバー中央に搭載しており、どこを集中的に乾燥させているのかが目で確認することもできる。もし、短時間で一枚の衣類を乾燥させたいときは、ズバっと乾燥モードが便利。前日に乾ききらなかった洋服を、朝の支度をしてる時間でさっと乾燥させることができる。
 
「MJ-M120PX」が搭載する光ガイド。どこを集中的に乾燥させているか確認できる

 昨今は、気候以外にも部屋干しを余儀なくされる要因は増えている。高層マンションに居住する人であれば規則で外干しできないケースもあるし、共働きで留守にする時間帯が長い家庭であれば、防犯上の理由から外干しするのが難しい。部屋干しを「仕方のないこと」と諦めている消費者も多いだろう。

 除湿機にこだわることは、そんな少なからずあるストレスを軽減する方法として非常に有効だ。導入がしやすいというのもポイント。三菱電機の「サラリ」であれば、パワータイプと技巧タイプの二つの選択肢があるので、居住環境や洗濯物の傾向などから、自分に合った一台を見つけられるはずだ。(BCN・大蔵 大輔)

※2:「MJ-P180PX」と「MJ-P240PX」との比較
※3:室温27℃、相対湿度60%時
※4:除湿能力24L/日を1日24時間で換算すると、1Lあたり1時間。1時間あたりの電気代は除湿運転、強モード時、消費電力410Wでの試算。電力料金目安単価27円/KW(税込)にて試算。2019年3月8日現在
※5:吹き出し口より前方100cmにおいて(風速0.5m/秒の風が届く範囲)