日立アプライアンスが9月22日に発売するコードレススティッククリーナー「パワーブーストサイクロン PV-BFH900」は、床掃除以外の高いところや窓枠のレール、PCのキーボードのホコリなど多彩な掃除ができる「サッと脱着ボタン」を搭載した。価格はオープンで、税別の実勢価格は9万円前後の見込み。

「パワーブーストサイクロン PV-BFH900」

 スティッククリーナーの需要は伸びている。日立は、2018年度の市場予想でコードレススティックの台数構成比が40%(前年比15%増)と大幅に伸長するとみる。一方のキャニスター(シリンダー)タイプの紙パック式は23%(同12%減)、サイクロン式は17%(同15%減)と、いずれも縮小傾向にある。

 共働き世帯の増加で掃除をしたいときに手軽にサッと掃除できる点や、働き方改革によるファミリー層の男性の家事協力の増加も、スティッククリーナーの需要が伸びている要因だという。
 
ニーズが伸びているスティッククリーナー

 「PV-BFH900」は、ソファーや車のシートの掃除に役立つ「ミニパワーヘッド」や柔らかくて軽量な通電タイプの「スマートホース」、机の中の小物は吸い込まずにホコリだけを吸い込む「ほうきブラシ」など、多彩なアタッチメントを用意。操作ボタンの近くに独立して搭載した「サッと脱着ボタン」で、これらのアタッチメントを簡単に取り外したり、装着できるようにした。
 
新搭載の「サッと脱着ボタン」
 
「スマートホース」と「ミニパワーヘッド」でソファーを掃除(左)、「ほうきブラシ」で机の中を掃除

 「ほうきブラシ」が机の中のクリップや消しゴムなど小物を吸い込まずに、ほこりだけを吸い込むのは、ほうきブラシの内側に、細くて柔らかいチューブ状の吸い込み口をまとめているからだ。子どものおもちゃ箱の掃除にも効果的で、おもちゃを全て外に出すことなく掃除できる。
 
「ほうきブラシ」の内側は、細いチューブ状の吸い込み口が束になっている

 取り回しの良さでいえば、スタンド式充電台も新たに搭載。本体を少し持ち上げるだけでスムーズに掃除に取り掛かれるとともに、掃除が終了したときは充電台に本体を乗せるように置けば充電がスタートする。この充電台は、支柱部分の二つのパーツが脱着できる構造になっており、ハンディタイプのまま充電したり、コード充電したりするなど、部屋の広さや環境に合わせて充電スタイルが選べる。

 細かい点では、ダストカップやモーターが上部の手元操作部にあることで、排気が身体に当たらないよう、排気方向を左右に切り替えられる「排気方向切り替えシャッター」を搭載するなど、掃除の最中に気になるちょっとした部分への配慮も見逃せない。

 ヘッド部は新「パワフルスマートヘッド」に日立独自の「ダブルシンクロフラップ」を採用している。これは、ヘッドを押したり引き戻したりする動きに合わせて、ヘッドの前後に装着したフラップが同期して開閉動作をすることで、大きなゴミの弾き飛ばしや粉末状の細かいゴミの取り残しを抑える。
 
「ダブルシンクロフラップ」。ヘッドを押すと前方のフラップが開き、後方のフラップは閉じる(左)。
引くと前方のフラップが閉まり、後方のフラップは開く

 冒頭の写真のように、実際のデモでは、押して引くだけのワンストロークで、壁ぎわのゴミも含めてしっかりとゴミを吸い取っていた。

 手元操作部の軽量化を図るために、モーターは小型で軽量、高効率を追求した新開発「小型ハイパワーファンモーターX(エックス)4」を搭載。小型モーターながらも運転時間は、コードレスの標準運転で約40分、ハンディ状態のパワーブラシを使用しない場合で約60分の連続運転を実現した。