1月31日にティーピーリンクジャパンが発表した「Archer C5400X」は、5GHz帯×2と2.4GHz帯の同時トライバンド接続に対応するハイエンドクラスの無線LANルータだ。主なターゲットは、通信環境を重視するスマートフォンゲームやPCゲームユーザーとしている。実際に使用したプロゲーマーからは好評だった。

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Archer C5400Xの発表会

 会見にはティーピーリンクジャパンの李超毅支社長が登壇し、「日本市場ではハイエンド製品を継続的に展開しており、成長率は前年比で300%と躍進を続けている。今回は、これまでにないパフォーマンスを誇る新製品を発表することで、シェア日本一を目指したい」と意気込みを語った。
 
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「日本一を目指す」と語るティーピーリンクジャパンの李超毅支社長

 「Archer C5400X」は高速通信機能のほか、PCに搭載するレベルの1.8GHz/64bitクアッドコアプロセッサや、Wi-Fi通信のバランスをとる3つのコプロセッサ、1GBのRAMを搭載することで圧倒的な処理性能を実現した。負担の大きい機能をバックグランドで動かしたままオンラインゲームをプレイしても、ラグは発生しないという。

 また、Wi-Fiの届く範囲を拡大して安定させるレンジブースト機能や、デバイスの新旧に関わらず帯域のバランスを保つエアタイムフェアネス機能、高いセキュリティ性能と高速のVPN通信を可能にするVPNアクセラレーション機能、電波に指向性を持たせるビームフォーミング機能、対応機器との通信性能を向上させるMU-MIMO機能、Bluetoothを用いた手軽な初期設定機能などを備える。税込の実勢価格は5万円前後の見込み。

 製品の狙いについて李超毅支社長は、「日本市場はスマホでゲームをプレイする割合が高いため、この製品はPCゲームだけでなくスマホゲームのユーザーに焦点をあてている。まずは大きな市場を狙うことで当社の認知度向上を図り、その後、PCゲームも開拓していきたい」と展望した。

プロゲーマーも満足、「有線に引けをとらない」

 会見には、1月にティーピーリンクジャパンとスポンサー契約を結んだプロeスポーツチームの「DetonatioN Gaming」が登場。2015年から給料制のプロゲーマーチームとして活躍し、同チームを立ち上げた梅﨑伸幸CEOは「16社目のスポンサーとなるが、ルータメーカーは初めて。世界No.1のメーカーと組んで、世界No.1を目指す」と話し、「これまでは、大会と同等レベルの安定した通信状況を実現するのは難しかったが、『Archer C5400X』なら実現できる」と喜んだ。
 
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DetonatioN Gamingの梅﨑伸幸CEO

 実際に新製品を試用したのは、DetonatioN Gamingに所属するDustelBoxさんとtatuki217さんのふたり。DustelBoxさんは「ゲーミング製品らしいデザイン。無線でPCゲームをプレイしても有線と遜色ない。ゲームプレイにおいては、十分な性能を持っている」と述べた。また、tatuki217さんは「スマホゲームは一瞬のラグもなく快適な試合ができた。配信しながらでも、動作が重くなることはなかった」とコメントした。
 
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DustelBoxさん(左)とtatuki217さん

 2月からは日本初のプロゲーマーライセンスの発行が開始される。スマホゲームの有名タイトルにもプロゲーマーが生まれ、スマホ周辺機器市場の活性化が期待される。そのような状況のなかで4月に発売する「Archer C5400X」は、通信環境を高いレベルで安定させたいユーザー向けの製品として注目されるだろう。