全国の主要家電量販店・ネットショップの実売データを集計した「BCNランキング」によると、2017年9月の液晶テレビ全体に占める4K対応モデルの構成比は、台数ベースで31.0%、金額ベースで60.7%。49型以上の大画面テレビに絞ると、台数で88.3%、金額で94.0%が4Kに対応。買い替え時に4Kテレビを選ぶ環境が整いつつある。

55型でも部屋が広く感じる?

 編集部でも、すでに4Kテレビに替えた記者もいるが、検討中の記者もいる。そんななか、ソニーの55型4K液晶テレビ「ブラビア 55X8500E」を試せる機会を得た。編集部の子育てファミリーの2家族、夫婦共働きの1家族で使ってみたところ、普段何気なく見るだけだったテレビの新しい楽しみ方や発見に気づいた。

 まずは小学2年生の息子と妻の3人家族の記者の家では、現状はフルHDの42型プラズマテレビを使っており、買い替え時期であることを意識しつつも「まだ映っているから」とそのタイミングをためらっている。

 自宅に届いた「ブラビア 55X8500E」を設置してみて驚いたのが、42型より13インチもサイズアップしたにもかかわらず、従来のスペースに置けたことだ。「さすがに55型は大きすぎるだろう」と思っていたのだが、ベゼルが細くなった分、上下、左右のサイズはそのままで55型にリプレースできた。

 従来と同じテレビ台に設置したので、見上げるようにして視聴しなければいけなくなるのかと心配したが、杞憂だった。スタンドとディスプレイの間が低い安定したデザインのため、これまでと変わらない位置から違和感なく視聴できた。

 むしろ、横から見ると画面が薄くなっている分、従来のテレビを設置したときよりも部屋の空間が広くなったようにすら感じる。画面サイズは大きくなったのに、不思議と部屋は広く感じられて、なんだか得をした気分だ。
 
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55型の「ブラビア 55X8500E」を設置。画面が薄い分、テレビ周りの空間が生まれ部屋が広く感じられた

子どもの姿勢がよくなった

 小学2年生ともなると、親のスマートフォンを使って自分で音声アシスタント機能を駆使して、いろいろなコンテンツを検索する。記者のスマホの画面サイズは4インチと小さいので、顔をスマホの画面に近づけないとみづらく、YouTubeなどの動画を見ているときの息子の姿勢が気になっていた。同じように、ソファに寝そべりながら見ているのが気になっている家庭も多いのではないだろうか。
 
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小さなスマホ画面を座ってみる様子
 
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ソファに寝そべってスマホを見る様子

 そもそも、子どもがスマホで視聴中にLINEやメール、メッセージが届いても、その場で取り上げて確認するわけにもいかず、なにかと不便だ。インターネット対応の「ブラビア 55X8500E」ならば、YouTubeを大画面で視聴できる。実際に映像を映してみると、息子の視聴するときの姿勢はよくなった。

 小さなスマホの画面をのぞき込むのではなく、大きな画面を正面から見るので姿勢がよくなる。大画面で見る方が眼にもいいのだろう。また親にとっては、スマホのLINEやメールが確認できるので一石二鳥だ。
 
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大画面だから自然と見る姿勢もよくなる

 それよりも驚いたのが「ブラビア 55X8500E」に映るYouTubeの動画のきれいさだ。低解像度のインターネットの映像を4K高解像度かつ55型の大画面に引き伸ばせば、激しいブロックノイズで見づらくなるだろうと想像していたが、そんなことをまったく感じさせないクリアな映像だった。

 4K相当の高解像度(水平3840×垂直2160画素=約829万画素)はもちろん、ネット動画の低解像度の信号が入ってきてもキレイ。映像処理やコントラストを最適化する4K高画質プロセッサーの「HDR X1」が搭載されているからとはいえ、YouTubeの動画を実際に見ると、映像処理の実力の高さに驚いた。この点は、後述する別の家庭でも同じ感想が上がった。
 

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