6年前の2011年10月に発売になった「iPhone 4S」から、iPhoneはソフトバンクの独占販売ではなくなり、今や海外整備品なら「格安SIM」と呼ばれるMVNOも取り扱っている状況だ。LTE対応、画面サイズの変更、新色の追加、容量ラインアップの見直し、防水対応など、毎年、必ず何らかの変化があり、発表会の直後、ネット上には歓迎と失望の声があふれ、常にiPhoneはモバイル業界のトレンドに影響を与えてきた。

 特に「iPhone 5」の発売直後のキャリア間の競争は、印象に残っている。ソフトバンク(当時はソフトバンクモバイル)とKDDI(au)は、新iPhoneの発売にあわせ、LTEサービスを前倒しでスタート。しかし、対応エリアは狭く、振り返ると、10月末までの最初の1か月はつながる/つながらないといった声が飛び交い、混沌の極みだった。

 今ではLTE接続があたりまえになり、ドコモは「PREMIUM 4G」として、東京、名古屋、大阪の一部地域で受信時最大788Mbpsの高速データ通信サービスの提供を9月4日から開始。auも9月1日から、同じく東名阪の一部エリアで、受信時最大708Mbpsの高速データ通信サービスを提供している。
 
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日本人ユーザー待望の「防水」に初めて対応した「iPhone 7/7 Plus」(Appleの紹介ページ)

 さて、今年のiPhoneはどんなサプライズ、変化があるのか。発表直前に、次期モデルについて予想してみたい。

■新iPhone予想

(1)主力製品は3機種

 4.7インチ、5.5インチに加え、もうワンサイズ上のプレミアムモデルが登場する

(2)カラーバリエーションに「(PRODUCT) RED」の追加

 「iPhone 7/7 Plus」では、後から追加された「(PRODUCT) RED」が定番カラーになる

(3)プレミアムモデルのみ有機ELディスプレイを搭載

 大画面のプレミアムモデルは高精細の有機ELディスプレイを搭載。ただし、価格は10万円をはるかに超え、世界中の富裕層向けのリッチモデルに

(4)「docomo with」にiPhoneが加わる

 こちらは期待を込めての予想。対象端末を購入すると、月々の利用料金から毎月1500円割引くドコモの新料金プラン「docomo with」にプレミアムモデルを除く新iPhoneが加わり、従来機種より実質的な値下げになる。既存のiPhoneユーザーの囲い込みを目的に、料金競争が始まる

(5)ソフトバンクが基本料金を大幅に値下げ

 他キャリアと同等の高速データ通信サービスの開始にあわせ、長期継続契約を条件に、端末代と通信料金を合わせた実質負担額を大幅に割引く新プランを発表。さらに、来年の国内iPhone発売10周年に向けサプライズも?
 (BCN・嵯峨野 芙美)