富士フイルム、シリーズ4世代目のプレミアムコンデジ「FUJIFILM X100F」

新製品

2017/01/23 12:33

 富士フイルムは、プレミアムコンパクトデジタルカメラ「X100シリーズ」最高の画質と高速レスポンス・AF性能を備え、高い機動性で狙った瞬間を鮮明に撮影できる「FUJIFILM X100F」を2月下旬に発売する。カラーは、シルバーとブラックの2色。価格はオープンで、税別の実勢価格は15万円前後の見込み。


FUJIFILM X100F(シルバー)

 独自開発した有効画素数2430万画素、ローパスフィルターレスでAPS-Cサイズの「X-Trans CMOS III」センサと、焦点距離23mm(35mmフィルム換算で35mm相当)のフジノン単焦点レンズ、高速画像処理エンジン「X-Processor Pro」を搭載し、解像感を損なう原因になっていたローパスフィルターを不要にすることで、フジノンレンズが持つ解像力を最大限に引き出す。

 レスポンス性能とAF性能も強化。起動時間やシャッタータイムラグといった基本レスポンスを大幅に短縮したほか、ライブビュー中のAFサーチ回数の増加による高精度な予測AF、像面位相差AFが苦手としてた点光源やローコントラストなどの捕捉性能を向上させた。また、高精度なピント合わせが要求される際に有効な「シングルポイント」モード、動いている被写体の決定的瞬間を捉える「ゾーン」モードなど、シーンに応じて選べる6種類のAFモードを用意する。

 本体には、光学ファインダー(OVF)と電子ビューファインダー(EVF)の特徴を組み合わせ、レバーで瞬時にOVFとEVFを切り替え可能な「アドバンスト・ハイブリッドビューファインダー」を備え、フィルムカメラの操作性を再現する「ビルトインISOダイヤル」や「フォーカスレバー」、露出補正ダイヤルの「Cポジション」などによって直感的に操作できる。
 

独自の「アドバンスト・ハイブリッドビューファインダー」を採用したクラシカルなデザイン

 進化した「アドバンスト・ハイブリッドビューファインダー」には、OVF内の小型EVFに表示した映像の倍率を切り替えできる機能を追加し、OVFでのピント合わせが難しい風景撮影やマクロ撮影でも快適なマニュアルフォーカス撮影を可能にした。

 外装は、耐環境性・耐久性に優れた合成皮革によるレザー調仕上げ。天面と背面のパーツにはマグネシウム合金を採用し、さらに、スチール感を演出する特殊コーティングを施すなど、高い質感をもたせた。対応メディアはSDXC/SDHC/SDカード(UHS-I対応)。サイズは幅126.5×高さ74.8×奥行き52.4mで、重さは約469g。
 

FinePix XP120

 2月2日には、水深20mまでの防水、高さ1.75mからの落下試験をクリアする耐衝撃、-10℃の耐寒、防塵に対応し、レジャーシーンに適したコンパクトデジタルカメラ「FinePix XP120」を発売する。カラーはイエロー、ブルー、ライムの3色。価格はオープンで、税別の実勢価格は2万7500円前後の見込み。