セイコーエプソンとエプソン販売は11月30日、独自開発のシリコンOLED(有機EL)ディスプレイを採用した、両眼シースルータイプの第3世代スマートグラス「MOVERIO(モベリオ) BT-300」を発売した。価格はオープンで、税別の実勢価格は8万円台前半。

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BT-300

 「MOVERIOシリーズ」としては初めて、光学エンジンに独自の0.43インチ超小型高精細カラーのシリコンOLED(有機EL)ディスプレイを採用し、従来機種「BT-200」のコントラストでは実現できなかった、スクリーン感(表示枠)を意識させない映像表現を可能にした。

 高輝度、広色域によりリアルな色再現を実現し、視野の中で映像・情報を境目なく表示することで、メガネタイプのヘッドセットをかけるだけで目の前に大画面が現れ、いつでもどこでも、視野と一体化したリアルなAR(拡張現実)表現を体験できる。
 
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「BT-300」の視野イメージ(左)と、「BT-200」の視野イメージ

 「BT-300」は、従来機種に比べ、ヘッドセット部分の重さを約20%軽量化。長時間でも快適に装着でき、付属の眼鏡専用鼻パッドを使用すれば、幅約147mmまでの眼鏡をかけた上からでも装着できる。コントローラー部には新たに十字キーを備えたほか、「BT-200」では30万画素だった内蔵カメラの画素数を500万画素に高めた。

 無線LANでインターネットに接続すれば、「楽天SHOWTIME」や「YouTube」といった、有料・無料の動画配信サービスを利用できる。また、U-NEXTは、製品の発売にあわせ、映像配信サービス「U-NEXT」を視聴できる「BT-300」向けアプリの提供を開始した。

 このほか、スマートフォンやタブレット端末上のコンテンツのミラーリング、HDDレコーダーに録画した番組の宅内や宅外での視聴、専用アプリ「DJI GO」を使ったドローン搭載カメラとの連携なども可能だ。OSはAndroid 5.1。対応メディアは最大32GBのmicroSDHC/microSDカード。バッテリ駆動時間は約6時間。ヘッドセット部は、サイズが幅191×高さ25×奥行き178mmで、重さが69g。コントローラー部は、サイズが幅56×高さ23×奥行き116mmで、重さが約129g。
 
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BT-350

 2017年2月には、「BT-300」をベースに堅牢性や装着性を最適化し、操作性と運用面の機能を強化した商用モデル「BT-350」を発売する。価格はオープン。