東芝がふとんクリーナーに参入、1.8kgの軽量で吸い付かない操作感を実現

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2015/07/16 19:59

 「最後発に近いタイミングでの参入となったが、2015年度には160万台と、クリーナー市場の24%になると見込まれているふとんクリーナー市場を無視するわけにはいかない。今後も安定的な需要が期待でき、われわれとしてもチャレンジしていきたい。ザ・ふとんクリーナーを作ろう、ということで新商品を開発した」。

 東芝アプライアンスのホームアプライアンス事業本部 HA第三事業部の千田一臣事業部長は、後発ながらもふとんクリーナーに参入した理由を語った。もともと、サイクロンクリーナーなどにふとん専用のアタッチメントを同梱していたが、ユーザーが欲しかったのは、ふとん専用のアタッチメントではなく、ふとん専用のクリーナーだった。ニーズをやや読み誤ったことを素直に認めながらも、新規参入に自信を示す。

 

ふとんクリーナーに参入した理由について語る
東芝アプライアンスのホームアプライアンス事業本部 HA第三事業部の千田一臣事業部長

「重そう」と思っているユーザーに「軽量」を訴求

 9月1日に発売となる新商品の「TORNEO V cordless(トルネオ ヴイ コードレス」VC-CLF1は、オープン価格だが税別実売で5万円前後を想定している。新商品はリチウムイオン電池搭載のコードレスにしたことで、サッと手軽に取り出してふとん掃除ができる。フル充電で最長約25分の運転ができる。

 

東芝初のふとんクリーナー「TORNEO V cordless(トルネオ ヴイ コードレス」VC-CLF1

 また、本体質量を1.8キログラムの軽量にすることで、ふとんクリーナーに「重そう」「使いにくそう」といったイメージを抱いているユーザーに訴求する。

幅210mmのワイドな吸い込み口

 さらに、吸い込み口を幅210mmの広さにすることで、ふとん1枚を掃除するのにかかる時間を約80秒とした。ヘッド部には「ワイドビーター」というふとんをたたく振動板を設置。毎分約1600回の高速振動によって、ダニの死がいやフンをたたき出しながら吸い込む。

 

吸い込み口を幅210mmの広さの吸い込み口と、毎分約1600回の高速振動する「ワイドビーター」