「変なホテル」にWindowsタブとSkype for Business Online採用

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2015/06/24 13:51

 日本マイクロソフトは、ハウステンボスが7月17日に開業するローコストホテル「変なホテル~変わり続けることを約束するホテル~」の客室用端末および館内電話として、Windows搭載タブレット端末と「Skype for Business Online」が採用されたことを発表した。

客室端末の画面イメージ

 「変なホテル~変わり続けることを約束するホテル~」は、宿泊者の快適さと生産性を両立したローコストホテルの実現を目指した自動化による人件費の削減や、省エネルギー化などの一環として、宿泊者向けに用意するホテルの施設、設備、サービスなどをまとめた案内冊子や照度の調整機能、館内の電話機能などを、タブレット端末に集約する。

 直感的に操作できるWindows搭載タブレット端末の採用によって、宿泊者は短時間で必要な情報にアクセスできる。インターフェースには、マーベリックが開発・実装した専用アプリを採用し、コンテンツの差し替えや追加などを、コストを抑えつつ、容易かつ迅速に実行可能にした。今後も、室温の調整など、さまざまな機能の追加を予定する。

 「Skype for Business Online」は、クラウドベースの統合コミュニケーションサービスで、館内電話として利用することで、宿泊者がホテルやハウステンボスの情報を参照しながら、簡単なタッチ操作でフロントデスクなどに電話をかけられる。また、クラウドサービスなので、PBXと比較して20分の1程度の費用で導入できた。

 ハウステンボスでは、7月17日に開業する第1期72室に加えて、2016年2月に開業予定の第2期72室の計144室で、Windows搭載タブレット端末と「Skype for Business Online」を使用したシステムを導入する。さらに、今後はマイクロソフトの機械学習クラウドサービス「Microsoft Azure Machine Learning」を利用した、照明やロボット掃除機などの自動運用の検討も行う。